ちょっと前(2011年)の記事にで「業界別睡眠不足ランキング」というものがありました。
それによると以下のようになっています。
業界別に平均睡眠時間を見てみると、最も少ないのは「IT・通信」(5.61時間)、次いで「マスコミ」(5.70時間)、「飲食」(5.87時間)、「金融」(5.91時間)であることが、SAS(睡眠時無呼吸症候群)広報委員会の調査で分かった。
(業界別の睡眠不足ランキング――1位は? – Business Media 誠)
飲食がワーストに入っています。
実際に業界的に飲食業の睡眠時間は不足傾向にあるのかまとめてみます。
問題は労働形態にあり
最近は飲食業のブラック状況がよくニュースになっていますが、睡眠不足の元としては長時間労働や不定期なシフトがあります。
例えば、勤務形態によっては14時間労働というのもあったりします。
仮に15時から朝の5時だったとしましょう(24時間営業のお店や居酒屋などでは普通に有りうるシフトです)。
そうすると一日は24時間しかないので自分に残された時間は10時間しかありません。
そして残酷なことにシフトが15時から5時の場合、それきっかりに終わる、というわけではないので前後30分を仕事の時間と考えます。
プラス、家から店舗まで行き来する時間を片道45分と考えると残った時間は
10時間-(30分×2)-(45分×2)=7時間半
となります。
ここから家でシャワーを浴びて、寝る準備をして…などとやっているともう寝るだけの生活なのに6時間、といったようなことにもなります。
ちょっとピックアップする事例が極端すぎますが、人が不足する時期によってはこういう生活になることもあるので社員の人の中には店舗の事務所で休憩中に寝ている人もよくいます。
労働時間は一日8時間までというきっちりした飲食店であればこういうことは起こりにくいのですが、主に大手のチェーン店などではこのような労働形態が起こりやすくなり、その結果、睡眠不足を招くことがあります。
睡眠不足は気が付かないうちに魔のサイクルへ
短期的な睡眠不足であればある程度根性で乗り越えることも出来るのですが、これが長期的に続いて慢性的な睡眠不足に陥ってしまうとやはり体調を崩してしまうことがあります。
飲食の過労のニュースは最初は短期的な過労が原因だったりして軽視されていたものが積み重なって起こっているようにも見えます。
身体的な負荷は精神的な部分にも結びついていくので、もしこれを見ている飲食の人で「ちょっと体調がおかしくなっているな」と気づいた段階で軽視せずにどうするかを考えたほうが良いでしょう。
身体はいつまでも丈夫なわけではなく限界を迎えた時点で急に悲鳴をあげるものなので…
まとめ
このように飲食業は睡眠不足にはなりがちです。
ちなみに冒頭の業界別睡眠不足ランキングでワースト1位は「IT・通信」となっていますが、私の転職先のIT企業では労働環境が整備されているのか全然問題なく睡眠が取れます。なにより土日に休みが定期的にきちんと取れるのがやはり嬉しいところです。
飲食で働いている人は自分の環境を振り返って、健康的な生活ができているかどうかを見なおしてみましょう。
逆に「全然問題ない」という会社であればその会社は飲食の中でも本当にいい会社なのではないか…なんて思ったりします。
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