「飲食業はブラックみたいな評判を聞くもののそれって実際どうなの?」「休みが少ない・休みが取れないって本当?」
飲食業に就職、あるいは転職しようとしている人は世間的な噂がそもそも本当なのかどうなのか気になるところでしょう。
今回は私の実体験を元に飲食業の休みについてまとめてみます。
最初の頃は楽だった
私が比較的大きめの飲食チェーン店に入社した時の話。
飲食の勤務自体は肉体労働なのでそれなりに疲れがたまったりもしたのですが、求人票通り月に10日のお休みをいただいており、「きちんとした会社なんだなー」と感じていて、正直楽でした。
徐々に変化してくる労働環境
最初のうちは楽だったのですが、仕事を覚えていき、職位などが上がってくると仕事や責任の範囲も増えてきます。
副店長のような立ち位置になると、店長が不在の際の責任などは原則的に自分が取ることになります。
そうなってくると新人の頃とはちょっと環境が変わってきました。
まず店のシフトを回すこと以外に、責任者になることにより数値に対して責任を追うことになります。
アルバイトさんが潤沢にいてシフトを回さなくていいということであれば非常に楽ですが、大前提としてそこが不足していることが多くシフトも結構な割合で回さなくてはいけない。
ただし、店の数値に関わる事務もやらなくてはいけない…となかなかのハードワークになってきました。
異動による人材不足
そうこうしているうちに店長になり、同じようなタイミングで地域が異動になりました。
地域を異動するとそこが周辺のエリアの中でも特に人材が不足している地域。そもそも人がいないので休めないですよね(笑)
異動前は月に7〜8回休めるといった状態でしたが、異動後は月に2〜3回ちゃんと休日が取れればいいほうでした。
そうこうしていくうちに疲弊し、最終的に退職することになるのですが…
休めない・休みが少ない飲食業の見分け方は?
正直なところ求人票にはいいことしか書いていないので見分け方としては入社してみないとわからない部分が非常に大きいです。
ただ、私が「休みが取れるかちょっと怪しいな」と思うのは以下のポイントです。
・チェーン店
自分の地域が安泰でも周囲の地域で人手不足になっている可能性がある。そのエリアに移動になった瞬間に状況が急変。
・24時間/365日営業
店がいつでも動いている状態です。アルバイトさんが来ないなどのトラブルもよくありますのでお店と24時間・365日、運命共同体でいる意識を持つ必要があるでしょう。
・安売り店
以前に「飲食業の商品低価格化は従業員にどう影響するのか? 」という記事を書いていますが、元々薄利なのに対し、利益を上手く出さなくてはいけないというところで人件費削減するというのが店長の負荷として結構重いです。
・「店舗数拡大にて新しい人材募集」
この外食の人材不足が深刻な時に店舗数を拡大中、というのがどうなのかと。完全に私のトラウマですが(笑)。
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個人的には休みがちゃんと取れる飲食業は存在しないのではないかと思っています。
まだ就職・転職活動をしていない状況であれば実際のところどうなのか、企業の口コミサイトなどを参考にしてみても良いでしょう。
参照:転職の際に絶対に確認しておくべき口コミサイト。選ぶ際に気を付けなくてはいけないポイントはこれ!
まとめ
私としては飲食業が営業している以上、店長を中心とした社員は責任を取る必要があるのでお店の営業時間≒社員の稼働時間と言えるでしょう。
ですので本当に休めるということになると店舗が動いていない時間なんじゃないかなと。
飲食の会社を選ぶ際にはそういった視点で見てみるのも面白いかもしれないですね。
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