ネットでなんとはなしに相談掲示板を見ていたらこんな相談の書き込みがありました。
「34歳ですが飲食業が心身ともにつらいです。転職をすべきでしょうか。もちろん世の中がそんなに甘くはないのも分かっています」
私も飲食業にいたのでこの気持ちは非常に良く分かります。
ただ、それでも私は転職を前向きに考えるべきじゃないかと思います。
今回はそこについての私の見解をまとめます。
世間的な厳しさはともかく転職をおすすめする理由
飲食業で数年やっていて、ある時にふっと振り返ると
「あれ、私は何もスキルが付いていないんじゃないか」
「今の自分は世間一般的にどのくらい通用するのかが分からない」
と思う時があります。
一般的には飲食業を抜けだそうと思った時に「他の業種で通じるスキルがない」と感じることが多いです。
考えに考えた結果「世間では通用しないのでは…」と思い悩み、そのまま飲食業に居続ける…なんてことも。
世間的に見ると飲食業は確かに応用の効きにくいスキルを身につけているように見えます(※)。
ただ、それでも私は転職をおすすめします。
というのも、今現段階の飲食業の業界状況を見ていても労働環境が良くなるようにはとても思えないからです。
もし骨を埋める気持ちでいるのであればそれはそれで覚悟ができていて素晴らしいことだと思うのですが、そうではない場合、転職にチャレンジしてみるのが一番です。
そうしないと自分が延々とこの先「労働環境がひどい」などと愚痴り続けながら生きていくことになります。
生きているうちの半分近くの時間を働くことに使っているのにそれはちょっとあんまりにも不毛なんじゃないかな…と思ってしまうのです。
※参照
「応用力の効きにくい」と書きましたが言いようによってはどうにでも応用ができるのでこちらの項を参考にしてみてください。
→飲食業店長が異業種へ転職をする時の自分の売り出し方
転職してみて思ったこと
私も最初は世間的には通じないのではないか?という不安を持ちながら、全くの異業種に転職しました。
もちろん最初は下積みの時代でしたが、労働環境は非常に素晴らしいものでした。
「仕事ができず残業」と言ってもひとまず電車では帰れる時間ですし、家で晩御飯を普通に食べられる。そして夜はきちんと眠れて、朝ごはんをお家で食べ、出社。というこの流れが当たり前にできるのです。
飲食業と一口に言っても労働環境はピンキリだと思いますが、この「電車で帰れて、夜はきちんと眠れる。朝ごはんを食べて出社できる」がどれくらい素晴らしいか分かる人も多いのではないかと思います(笑)
こんな感じの初期の下積みだったので飲食に比べると別に苦しいわけでもなく、普通に過ごして数年経ったら業界にも慣れ、給与もいつの間にか飲食の時代の給与を抜いていました。
そんな感じで意外と未経験でも入ればなんとかなるものなので、飲食の環境が嫌で嫌で仕方がない人は転職を検討してみることをおすすめします。
実際に働きながら転職活動をしてみる、というのが一番ローリスクの活動方法でしょう。ダメだったら飲食業で働き続けるというだけなので。
もし転職の段取りが決まっていなかったら
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