飲食業で「バイトリーダー」を呼ばれるような、いわゆる「アルバイトなのに責任者」という立場の人がいます。
(「バイトリーダー」という呼び方をしているところは少なく、他の呼び方をしているところがほとんどです)
この回では「バイトリーダー」とはどのような立ち位置の人なのかを紹介します。
なれる条件・仕事内容
基本的に性別や年齢の制限はありません。
例えばお昼の時間帯であれば主婦がリーダーをやっていることもありますし、夜の時間帯であれば学生の人がやっているということも。
基本的にはそのお店の社員によって任命されるケースが多く、基本的なオペレーションは回せる、責任感があるというのが条件です。
仕事内容としてはその時間帯のお店の責任者(店の品質管理)、そして時間帯のアルバイトメンバーの教育などを行います。
簡単に言うと社員の代わりのようなものですね。
社員との違いは?
「社員の代わりのようなもの」と書きましたが、社員と全く同じなのかというとそういうわけでもありません。
お店の時間帯の責任はリーダーにありますが、最終的にその上司は社員なので、何かアルバイトさんで手が負えないような問題については社員が対処することになります。
例えばクレームがあった際にその場では責任者であるリーダーが謝罪しますが、もっと大きな問題になりあとで謝罪に向かう、ということになれば社員の対応となります。
あくまで「その時の」責任者がバイトリーダーで、「最終的な」責任者は社員というわけです。
気になる時給
仕事が通常のオペレーションにくわえ、お店の時間帯責任者、後輩の教育など多岐に渡っていくので一般的には時給は上がります。
またお店や会社によってはその教育能力や店舗運営能力が上がると更に時給が上がるなんてことも。
私の働いていたところではバイトリーダーの中でとても仕事の出来る人は新人の1.5〜1.6倍の時給で働いていました。
もちろんそれだけの時給を支払う価値があったということです。
機会があったら絶対やるべき
表面上の業務内容を聞くと「ちょっとめんどくさそう…」と思ってしまう人も多いかもしれません。
ただ、時間帯限定とはいえ飲食の責任者をアルバイトの時に任せられるというのはそうそうありません。
特に「誰にでもなれる」というものでもなく、アルバイトの中でも特に能力の高い人にしかなれないので、もし社員の人からそういう声を掛けられるようなことがあれば、もし自信がなくてもいい機会と思ってやってみることをおすすめします。
「お店のマネジメントをする」「人に教える」など通常ではなかなか体験できないものだと思うので…
もちろん自主的に「やってみたい」と手を挙げることも可能ですよ!