転職系の情報を色々と閲覧していたところ、こんな書き込みがありました。

「転職活動をしているのですが、裏切りを働いているような感じがしてとても後ろめたいです」

現職に愛着があったり、思い入れがあるとこういうことも考えてしまいますよね。
今回はそんな悩みを抱えている人に「転職が裏切りなのかどうか」を考えてみましょう。

現場が大変なのでその人達を裏切るのではないか?

「ただでさえ職場が大変でバタバタしているのに今ここで自分が辞めてしまうと仲間に対しての裏切りになるのでは…」

このように「現在の職場が大変」という部分に後ろめたさを感じている人は意外に多いです。
大抵の場合そのバタバタしている職場が落ち着くことはないので、自分が転職をすべきだと思ったらすぐに転職活動を始めるべきです。
そうしないと他の人が転職活動をし、先に辞めてしまうことになります。

自分(個人)が生き延びるための活動なのでそこを裏切りと感じる人は少ないでしょう。

お世話になった人への裏切りなのではないか?

職場に非常にお世話になった人がいるのでどうしても裏切りのように感じてしまうケースですね。
転職するとなった時にその恩義のある方はショックことでしょう。ただ、本当に情のある人であれば応援してくれる人が多いです。
もし転職が決まったら、そういう人には真っ先に直接自分できちんと転職する理由を伝えるといいでしょう。

手のひらを返したように冷たくなる人は本当にあなたのためを思って親切にしていたわけではなく、何かしらの利害関係を狙っていたのだと思います。

現職を勤めながら転職活動をするのは裏切りなのではないか?

退職後だと転職が決まらなかった時に大きなリスクがあるため、転職活動をする際には基本的に現職に勤めながらが一番いい方法です。
転職をする際の一番スタンダードな方法なのでここは割り切った方がいいでしょう。

重要なのは転職活動をあたかもしていないかのように、現職をきちんとこなすこと。
転職活動を始めるとそっちに気を取られて、今の仕事に対して明らかに手を抜く人もいます。
そういう人は転職が決まってもあまりいい顔をされないことが多く、裏切りと思われることもあります。

裏切りは転職そのものではない

代表的な事例をいくつか挙げてみましたが、間違えないで欲しいのは転職そのものが裏切りなわけではないということです。
退職についてはもうどうやっても残された人間に負荷がいくのでそこは仕方ないのですが、まだ会社にいるのに手抜きをするとか、残っている仲間に対して悪口や陰口を言うとか、そういうことが裏切りです。

転職に至るまでの過程でいかに周囲の人に心地よく思ってもらえるか。

転職が決まったけど最後まで熱心に今の仕事を行っていたという人は「一緒に働けなくなるのは残念だけど、気持ちのいい人だったよね」と振り返られたり、応援されたりします。
現職にいる間は手を抜かずに必死に頑張る、というもっともシンプルなことが重要なのです。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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