アルバイトをしていて「シフトを勝手に断りなく入れられる」ということがあります。
そもそも入れないとシフトを出しているのに働いている側としては非常に困りますよね。
こういう時に「ブラックバイト」と声高に言われることが多いですが、実はパターンを見てみるとお店側の主張の方が通っていることもあります。
ここではパターン別に対処法を解説します。
自分の言い分は間違っていない、と思いつつ、実はお店に優位性があることもあるので要注意です。
最初に確認「契約と合っているのか?」
一番最初の面接の際に「どの曜日に入れるのか」「どの時間帯に入れるのか」という確認し、採用後に契約を結ぶのが一般的です。
例えば月・水・木曜日の16〜20時で契約をしている場合、原則的にはそこに入らなくてはいけません。
(お店側もシフトでどの時間帯・どの曜日に穴があるかというのを考慮しながら採用しています)
ほとんどのお店はそれを元にシフトを組み、イレギュラー(学校のテストや子供の行事など)なことは事前に申請しておけば融通がきくはずです。
このへんは店舗ルール(シフトは必ず入る・2週間前までの申請があれば変更可能など)があるので確認してみましょう。
そもそも契約の曜日も時間帯も違う
前述の契約を踏まえ、まずそもそも契約の曜日も時間帯と違うシフトを勝手に入れられている場合について考えてみます。
例えば平日の10〜13時まで契約している主婦の人が土曜日の16時〜というシフトを勝手に入れられているようなケースですね。
この場合は契約と異なるので入る義務はありません。
単純にミスの場合もあるので、一応シフト作成者に確認をしてみましょう。
勝手にシフトを入れられて「なんとかお願いします」と言われても、そもそも契約外の話なので無理であれば無理と伝えます。
契約と同じ曜日・時間帯だが事前に「出られない」旨を伝えた
次は契約をしている時間帯・曜日とは合致しているものの事前にシフト作成者や店長に「出られない」旨を伝えたのに勝手にシフトに入れられたというケースです。
これは実は微妙なところです。
もちろん「出られない」旨を伝えた上で了承を得ているのであれば、出る必要はありません…が念のためこれもシフト作成者に伝えてください。
シフトミスの可能性もあり、放っておくと当日に大変なことになるので…
了承を得られていない場合は契約上「出られる」としているので変更が厳しいこともあります。
ただ、この手の交渉ができないようなバイトであれば私個人の意見としては辞めてもいいんじゃないかなと感じます。
闇雲に契約と違うシフトを出すのはちょっと筋違いですが、契約の曜日時間帯でも何かしら用事で出られないことは普通あるものなので。
ちなみに「出られない」ということの了承確認も口約束だと言った言わないの論争になることもあるのでできれば形に残る文面・メールのほうが良いでしょう。
またきちんと管理しているところであれば提出用のシフトに提出分と自分保管用の写しがあってそれがシフト提出の証拠になっているはずです。