「元店長が教える飲食店のアルバイト・履歴書の書き方や面接のポイント」でもちょっと触れましたが、飲食店である以上は身だしなみはとても大事です。
よくある質問で「飲食店のアルバイトで髪型はどこまで自由なの?」というものがありますが、今回はこれについて考えてみましょう。
基本的なルール
お店によるのですが、まず基本的なルールを。
男性:長髪は不可。髪の毛は明るい色は不可。
女性:髪が長い場合はきちんと結ぶこと。明るい色は不可。
共通:ピアス・刺青は不可
印象ベースですが髪の色については女性の方が若干許容範囲が広い感じはしますね。
男性については髪の色、長さ、どちらも結構厳しいです。
極端なことを言ってしまうと髪の毛を染めていたり、伸ばしていたりする場合は不可といってもいいです。
もちろんお店によってはOKというところもあるので面接の際に聞いてみてもいいですが、ダメなところが多いのであらかじめ髪の長さ、色、きちんとした格好でなくてはいけないと思っておくと良いです。
もちろん髪がボサボサだったり、フケがあったりするのはNG。基本ははずさないようにしておきましょう。
考え方がちょっと古いのでは?という論調
この手の話をしていると「考え方が古いんじゃないか?」という論調が必ず出てきます。
もちろん髪の長さや髪の毛の色は個人の自由だと私も思っていますし、短い髪の毛や黒髪が真面目だ!などと言うつもりはありません。
ただ、考えてもみて欲しいのですが接客業とはそういう仕事なのです。
お客様の中には「茶髪・長髪=不良」と言ったような考えの方も当然いるわけです。
そのようなお客様に対して「一生懸命仕事をやっているからいいじゃないか」というのは一切通用しません。
逆に一生懸命仕事をしていてもお客様からしていたら「だらしない」と思われることがあるわけです。
身なりをきちんとしていれば許されるようなミスも「やっぱりだらしのないやつはその程度の仕事しかできないのか」と思われてしまうことだって往々にしてあります。
(実際にちょっとしたクレームの節々にそういった指摘が出てくることもあります)
そしてその評価がお店の評価を下げてしまう。
だからこそ、飲食店では髪型などにも厳しくしています。
他の仕事もある
どうしても飲食店をやりたい!という場合は自分の持っている髪の毛に対してのポリシーは一旦捨てたほうがいいでしょう。
逆に「自分の髪型に対してのポリシーは曲げられない」ということであれば、面接などの時間の無駄なので他に髪型に対して寛容な仕事をした方がいいです。
余談ですが社員の側からしてみても髪型のことで「髪を切ってね」などいちいち注意するのも実は面倒ですw
社会に出ていることを自覚してきちんとした身なりにしておきましょう。