いざ転職をしてみたものの、新天地で働いてみると「前の職場の方が良かったな…」なんて思うこともあります。
その考えがどんどん進んでいくと「前の職場の方が良かった」ではなく「前の職場に戻りたい!」という強い気持ちになったり…。
そこで今回は「辞めた会社に戻りたい」、いわゆる「出戻り」について迷っている方にどうすればいいのかを扱ってみようと思います。
実際に私の回りにも出戻り組はいるので迷っている方は参考にしてみてください。
「戻れるか」を会社に聞きたい
「もし気が向いたら戻ってきてね」と現在在職している人に言われたりしている場合は、それとなくごはんに誘うなりして相談することもできるでしょう。
ただ、そうではないけども戻りたいという場合。
そういう場合はまず以前の上司や人事の方に相談してみます。
アポ無しで会社に訪問したり、電話で長々と相談しても迷惑がかかるので、正式にアポイント(食事の約束でも構いません)を取りましょう。
そこできちんと自分が真剣に「戻りたい」と考えている旨を伝えます。
会社の都合的に問題なければ戻れることもありますし、人員計画上難しいようであれば戻れないでしょう。
戻っても大丈夫なのか?
当たり前ですが会社側が戻ることを許可をしてくれれば戻っても問題ありません。
意外と世の中には出戻りを許可している会社もありますし、実際に出戻っている人もいます。私の周りだけでも3人います。
注意しなくてはいけないのは「今の職場」と比較して「昔の職場の方が良かった」と思っているだけなのではないかということ。
実際に一度辞めている職場なのでその際に何が不満で辞めたのかをきちんと思い返して、その部分がクリアにできているかどうかを考えましょう。
例えば「自分に合わない上司がいた」という場合、その上司とうまくやっていけるのか。
「残業が多すぎた」という場合、それに対しては耐えられるのか。
当時の不満や悩みをクリアにした上で「次はもう辞めない」覚悟を持っていきましょう。
私の周りにいた人たち
「出戻りする人って本当に世の中にいるの?」と気になる人もいるかと思いますので、前述の私の周りにいた「出戻りした人たち」を紹介します。
・Aさん
今の会社で3年程度働いた後に独立したものの、一人でやっていくことは難しいと考え、出戻りをしています。
元々能力が非常に高く、会社にも重宝されていたため、会社としても出戻り大歓迎のような状況でした。そして今は社内で大活躍しており会社の中でも上のポジションに昇格しています。
能力的に高い能力があり、会社に重宝されていると出戻りのハードルがグッと下がる事例です。
・Bさん
独立してしばらくしてから安定した収入がほしいと考え、社長と相談し出戻り。
ただ独立してかなりの年数が経っていたので、会社員生活が想像以上にしんどく、結局また辞めてしまいました。最後は揉めたそうです…
一旦離れると以前の職場が良い生活のように見えてしまいますが根本の部分で自分に解決できない不満があると2度辞める、という事例です。これはかなり揉めるケースなので気をつけましょう。
・Cさん
職場の上司や環境に不満を持って転職したものの、しばらくしてから当時の先輩社員に誘われ出戻り。
当時苦手だった上司がいないとのことで戻って活躍していますが、環境に対する不満はやはり残っているようです。
当然といえば当然ですが全てがうまくいくわけではないということですね。
・(おまけ)私のいた飲食業界
人手不足ということもあり私が以前いた飲食の会社では「出戻り大歓迎」とされていましたが、戻ってきたという人を聞いたことがありません。
このサイトでは何回も書いていますが私は今の倍の給与を積まれても戻りたくないです。