「仕事を辞める」あるいは「仕事を辞めたい」と思った時に一緒に付いて回る感情が「これは甘えなのではないだろうか?」というもの。
私が新卒で入った飲食業を退職する前にも「私の甘えなのではないだろうか」「もうちょっと頑張れるのではないか」と悩んだ時期があります。
この感情が付いて回るとなかなか一歩踏み出すことが出来なかったりもしますよね。
そこで今回はこの「甘え」について、職場別「恵まれた環境」「ブラック」「良し悪しある場合」の3パターンで考えてみましょう。
当てはまるところを読んでいただいて、あなたが一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
恵まれた環境の場合
まず最初に、誰が見ても恵まれている環境のケースです。
先輩も親切、給与もそれなりにある、福利厚生もしっかりしている、残業もない…などホワイト企業をイメージしてもらえると分かりやすいでしょう。
一見なんの不満も生まれなそうですが、こういった環境で退職を考える人は「仕事が退屈」「暇すぎて充実感がない」「刺激がない」という人が多いです。
これは「甘え」というよりも、職の雰囲気とマッチしていないと考えた方が適切でしょう。
例えばバリバリのベンチャー思考の人が安定企業に入ってもマッチングしないようなイメージです。
環境が充実していようとも自分の求めているものと違うので辞めても問題はないです。
あからさまなブラックの場合
次にブラック企業の場合。
傍から見ると「なんで辞めないんだろう?」と思ってしまうのですが、この手の企業では上司や社長などが強いことが多く、半分くらい洗脳されているケースがあります。
(「ブラック」に分類してしまうのもちょっと気が引けますが)私の前職の飲食業もそうでした。
人がいない、休みがない、ということを訴えても「俺の時代は休みが2ヶ月ないなんてこともあった、今はまだ恵まれている方」などと意味の分からないことを言ってくるような社風です。
今でこそ「意味が分からない」と言えるのですが、当時は新卒の若手だったので「自分が甘えているだけなのかな」とちょっとだけ思ったこともあります。
この場合、上の言っていることが無茶苦茶なだけで辞めることは全然甘えではないです。むしろ辞めましょう。
良し悪しある場合
最後にブラックという程でもないけども、ホワイトとも言えない…という会社です。この温度感の企業が一番多いのではないでしょうか。
この場合、自分が人生の中で何を一番優先しているのかを考えるとシンプルです。
そして会社の良いところと悪いところを洗いだした上で天秤にかけて、在職することが自分にとってはベストなのか、転職を検討することがベストなのかを選択します。
自分の人生にとっての優先度を考えていくと多少環境が良くても「甘え」などということは決してありません。
誰に対して遠慮をしているのか?
悩みがちなのは「こんな不景気なで職があること自体ありがたいのに」「給与も休みもきちんととれているのに」といったような誰と比較しているのか分からない部分。
でも冷静に文脈を考えてみるとこれもおかしな話です。
・こんな不景気なで職があること自体ありがたいのに
→世の中に職がない人がいなくなったら自分は退職を考えていい
・給与も休みもきちんと取れているのに
→給与も休みもきちんと取れなくなったら退職を考えていい
…と、こういった構図になってしまいます。
でも決してそんなことはないですよね。
「甘え」についても同じことで誰に対して甘えているのか、という話です。
「一般的な人は頑張っているのに…」ということかもしれませんが、そうなると一般的な人以上に頑張ってからではないと退職できないとなります。そんな無茶な話はありません。
自分の人生、自分の本音ときちんと向き合って自分で決めて動いたらいいと思います。
実態のない「世間」に対して遠慮をする必要はないですよ。
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