「新しくアルバイトを始めよう」と思った時に飲食業が浮かびつつも躊躇する人もいると思います。
「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」と大きな声で接客をしている飲食アルバイトってちょっと活気があるイメージですよね。一番そのイメージが強いのは居酒屋のような気がします。
ちょっと引っ込み思案の人はそれを見て「やってみたいけど自分はコミュ力が低いので飲食のバイトに向いていないのでは?」とか「リア充がコミュ力を発揮してやるバイトなのでは?」などと思いがちです。
実際に飲食バイトはリア充だらけなのか、コミュ力が低くてもできるのかを元店長の立場から教えます。
現在のコミュ力はほとんど問題ない
まず「コミュ力が低いけど飲食のバイトってできるの?」という質問について。
単刀直入に言うと「現時点でコミュ力が低くてもできます」。
「「ものすごい人見知りをするのですが飲食のバイトはいけるでしょうか?」という質問」という項目でも書いたのですが、実は私こそ本当に人見知りでコミュ力も高くなく飲食のバイトに飛び込んでいった人です。
そしてそこから就職活動の際に飲食業に入り、店長になったという経緯もあり「人間って持っている素質じゃなくて、環境によって変わるもんだな」というのを実感しています。
「コミュ力が低い」というのを自分の生まれ持ったものだと勘違いしている人も多いですが、それまでの環境が作り上げただけのものなので、環境そのものを変えてしまえば人間案外適応できるものですよ。
職場はリア充だらけなのか?
「飲食はリア充しかできないのでは?」と思っている人の中には、職場がリア充だらけと思っている人も多いかもしれません。
実際に接客の仕事なので、先天的にであれ後天的にであれ人と話すことに慣れている人は多いです。
ただし、全員が全員そうかというとそういうわけではありません。
今まで店長として何店舗も見てきましたが、全員がリア充なんて店は皆無です。
寡黙な職人肌の人もいますし、仕事中はハキハキしているのに、退勤すると急にキョドってしまう人もいます。
ですので「コミュ力が低い人がリア充の巣窟に放り込まれる」というようなことはないです。
もっともリア充の人がいたところで実は普通に接すればいいだけなので恐れているほど問題もなかったりするのですが。
まずは続けること
いざ飲食店のアルバイトとして、環境を変えてもいきなりその日に自分の性格が変わるわけではありません。
時間をかけて適応していくものなので、最初はうまくいかなくて落ち込むこともあるでしょう。
そこに一喜一憂せず、まず続けることを目標にしてみましょう。続けていった上で気がついたら成長していたということが多いです。
ちなみに私が飲食業を続けることで身に付いたものは以下のようなものです。
- 大きな声を出すことが出来るようになった
- 人と普通の会話ができるようになった
- 異性と(ちょっとだけ)話せるようになった(笑)
- 接客ができるようになった
- 人の指導ができるようになった(これはバイトリーダーを経てですね)
大事なのはその環境に飛び込んでみることと、続けることです。
気になるのであれば勇気を出して、まず一歩踏み出してみましょう。