昨今よく話題になっている「職場いじめ」。
いじめなんて子供のやることじゃないのかと思いますが、大人がやるから余計に陰湿なことも結構多いんですよね。
いじめをする人はとにかく節操なくやっていることが多く、ターゲットがいなくなったら次に別のターゲットを探し始めます。つまり際限がない上に自分の番がいつ来るかも分からない。
もしそんな人が職場にいたらどうしたらいいのかをまとめてみました。
「職場いじめ」ってそもそもどんなもの?
まず職場いじめとは具体的にどんなことを指すのでしょうか。
Wikipediaにはこんなことが掲載されています。
行為は、「罵る・怒鳴る・威嚇する」が一番多い(68%)。次いで、「仲間外れ」(54%)
書いてある通り「罵倒」「仲間外れ」、あるいは「無視」「執拗にミスを責める」など第三者から見ても明らかに過剰なものをいうことが多いです。
相手にもしなんの悪意もないという場合には「不愉快だ」という旨を伝えてみると収まってしまうことなどもあります。
一番最初の段階では勇気を出して率直な気持ちを伝えてみるのも対策法の一つです。
相手を客観的に見る
「いじめをする人は心が弱い人」
「言うだけ言って自尊心を保って満足している哀れな人」
「嫌がらせをしてくる人は可哀想な人」
いじめをする人に対して相手を客観的に見て、表向きはその人に合わせておけば大丈夫といったような論調はいじめ対策ではよく言われることです。
ただ、それができれば苦労しないよなと感じる人は多いのではないでしょうか。
私もここまで割り切れたら世の中の大抵のことは割りきってできるんじゃないかと思います。
特に無抵抗だったり、おとなしかったりする人が職場いじめに合う傾向があるのでこの対処法はちょっと現実的ではないかなと。
できるのであれば、処世術として非常に素晴らしいですが。
上司や人事を味方にする
現実的な方法として「上司に相談する」「人事に相談する」というものがあります。
ちゃんとした上司や人事の人であれば、改まって相談の場を設けることで協力してくれるでしょう。
その際に「いつどういう仕打ちを受けたのか」を説明できるようにまとめておきましょう。
特に証拠は非常に重要で傍から見ると「そう思い込んでいるだけなのではないか」と考えてしまうこともあるためです。
メモなどで十分かと思いますが、場合によってはボイスレコーダーなどでその様子を録音してしてもいいでしょう。
そこから自分がどうしてほしいのかを伝えます。
「嫌がらせを止めるように注意して欲しい」なのか「仕事で顔を合わせる事のないように配置換えして欲しい」なのか。
自分の希望をハッキリ伝えましょう。
いろいろな準備をして、それでも何も取り合ってくれないようであれば会社としては希望がないのかなと思います。
大げさにも聞こえるかもしれませんが自分が困っている時に助けてくれる人がいないのは会社としては絶望的で、将来他に困ったことが起こった時に同じような状況になるかもしれません。
私だったら転職を検討します。
退職・転職する
最近歳を取ってきたからなのか「嫌な人と過ごすのは限られた時間のムダだな」と考えるようになってきました。
人によっては「せっかく入れた会社なのに」とか「ここで辞めたら先がない」と考える人もいますが、転職先については案外なんとかなるものです。
転職活動は退職してからやることにリスクがあるわけで、在職中に行うのであれば一番懸念する「職を失う」というリスクはありません。
※参照:転職が決まる前に辞めることにはこんなリスクが…。辞める前に知っておきたいこと。
そもそも生活のためとはいえ嫌な人のいるところに毎日頭を抱えながら通って精神的にも追い詰められていくって不毛じゃないですか?
自分の人生なのにしょうもない人のために身体のバランスを崩したりする方が人生もったいないです。
復讐はしない
よく「どうやったらいじめた奴に復讐ができるか」「自分の感じた痛みを味わわせたい」という意見を聞きますが、その考えは止めておいたほうがいいでしょう。
復讐をした時点でいじめた側と同じ立ち位置(同じ思想の持ち主)になってしまうのと、場合によっては犯罪として自分の人生を棒に振ってしまうことになります。
「嫌な人とは関わらない、そのために自分に何が出来るのか」というのをまっすぐ考えた方が健康的です。