飲食店アルバイトさんの質問の中でも多いのが「アルバイトをするのに何故ピアスをしてはいけないのか?」というもの。
理由は非常にシンプルなのですがありがちな思い違い等も含めて解説します。

ピアスがNGな理由

何故飲食店でピアスがNGとされているのかですが、一番シンプルな理由として「異物混入に繋がる可能性があるから」です。
ピアスが何かの拍子に提供している食べ物の中に入ってしまったと考えてみてください。

お客様の立場からすると気分のいいものではないですよね。
気分だけの問題ではなく、ピアスも形状によっては鋭利なものがありますので、知らない間に口に含んでしまった場合にお客様が怪我をすることもあるのです。
もっと言うと耳を貫通しているものなので、その人の血液なり体液が付与していることもあります。
これって想像するととんでもなく気持ち悪くないですか?

自分が客として入った飲食店で、例えばスープを頼んで一口二口、口を付けた所で器の底に堅いものが入っている感触。よく見たら身も知らぬ店員さんのピアスが入っていた・・・なんて状況はとても気分のいいものとはいえないでしょう。

こういった衛生上の観点から飲食店ではピアスを禁止していることがほとんどです。

透明ピアスはいいのではないか?

この観点で言うとよくありがちな「透明ピアスは目立たないからいいのではないか?」というのも的はずれな考えです。
異物混入の話なので目立つ目立たないの問題ではないです。
むしろ提供する際に異物混入に気付きにくくなる分、透明ピアスの方がたちが悪いと言えます。

このへんの話は「ファーストピアスなので穴を開けておかないと・・・」という話と連動してきますが、率直に言うと飲食店の運営にファーストピアス云々の話は全く関係ないのでそこは飲食の仕事を取るか、オシャレを取るのかは選択して考えた方がいいでしょう。

ピアスOKの店もあるといえばある

私としては驚いているのですが(笑)、ピアスOKの飲食店も探せばあるといえばあります。
もし「絶対にピアスは付けていかないと働けない!」という方はそういったお店を求人サイトで条件検索などしてさがすのもいいかもしれません。

ただ、私はあまりお勧めしないです。
規律のゆるいお店は往々にしてクレームが多かったりすることがあるので、大前提である身だしなみの部分を緩くしてしまうのはどうなのかなと。

もちろん「絶対にクレームが多い」ではないのですが、そのあたりも考慮してお店を選んだ方がいいかなというのが私の考えです。