最近は非常に多い光景で、多くの人がお気付きかもしれませんが、飲食店では外国人の店員さんが多いことがあります。
どうしてなのか、ここで書いてみようと思います!
外国人従業員の正体は?
すべての人がそうだというわけではないですが彼/彼女達の多くは留学生です。
日本に留学していて学業の合間にアルバイトとして飲食店で働いている、ということが多いです。
地域によっては留学生の応募の方が多い、なんてこともありました。
日本の物価は安くはないので生活費用などを稼ぐためにアルバイトをしています。
反対の立場を想像する
飲食店で外国人の従業員がいるのがあまり好きではないという人がいますが、考えてみると彼らは非常に凄い人たちなのです。
反対の立場になってみるとわかると思うのですが、例えば自分が大学生の時にアメリカに留学に行ってそこで自分の生活費を稼ぐために現地のマックに行ってバイトを申し込んで働く。
周りはアメリカ人だらけ。
「家を離れて違う国に留学する」という部分だけでも相当な凄さなのに、そこからさらに自分の学費を稼ぐために他国で働くという話です。
逆の立場を想像したらとてもじゃないけどできないなあと。
そもそも従業員同士で話が通じない可能性だってありますし、お客さんは従業員がどこの国の人間であろうが関係ないですし・・・
これ、考えるとなかなか感服する状況です。
そういう意味で飲食業は人種のダイバーシティとも言えるでしょう。
気を付けなくてはいけないこと
そんな中で外国人の従業員を雇う際に気を付けなくてはいけないことがあります。
以下3点でまとめています。
1.そもそも雇用できるのか?
まず、雇用をする際にきちんと書類関係を確認しておくこと。
当然のことですが、入国許可が降りているのかどうかなどを確認しましょう。
私が働いていた時は本部から「この書類は必ず確認すること」という一式があったのですが内容は既に忘れてしまいましたw
あまりこのサイトで無責任なことも書けないので労働局のサイトへのリンクを掲載しておきます。
(参考)
外国人雇用に関するQ&A | 東京労働局
2.労働時間数の問題
働けるかどうかの大前提部分を確認した後に気を付けなくてはいけないのは、場合によっては労働時間の制限があるという部分です。
こちらも場合によっては変わる可能性がありますので厚生労働省のリンクを・・・
(参考)
外国人の方を雇い入れる際には、就労が認められるかどうかを確認してください。|厚生労働省
3.文化の違い
日本に住んでいると日本のサービスに慣れてしまっていて、そのサービスが普通のように見えるかもしれませんが実はサービスレベルとしては日本は非常にレベルが高いです。
高級ではない飲食店でもそれなりに良いサービスを受けることができます。
ただし、それは海外では当たり前ではありません。
海外に行ったことがある方はわかると思うのですが、海外だと安いお店のサービスは軽かったり、悪く言えば雑な部分もあります。
そういった文化圏の人からしてみたら「そこまでサービスをしなくてもいいのではないか?」という感覚もあることがあります。
ですので、もし雇用をする際にはそのサービス部分もきちんと伝えないと、当人にとっては何の悪気もないのに、(日本の)お客さんからしてみたら「非常にサービスが悪い」とされることがあるのです。
そこが一般的に起こっている「外国人従業員のサービスが悪い」という部分なんじゃないかなと感じています。
彼らはまったく悪い人たちではないですし、喋れば普通なのですがそこでミスマッチが生まれているというわけですね。