あなたが今働いている職場の雰囲気はいいでしょうか、悪いでしょうか?
雰囲気の悪い職場の場合、会社にいるだけでネガティブな気持ちになってくることがありますよね。
私も飲食業をやっていた際には店舗間の異動が多く、やはり空気の悪い店舗も存在しました。
その際に働きやすい環境、職場に行きたいなと思える環境にするために店長として改善をする必要があります。
今回はその時の体験も踏まえ、具体的に効果の見えた改善方法をご紹介します。
職場の空気が悪いと離職率の増加につながる
一番最初に覚えておいて欲しいこととしては「改善しないとどうなるのか?」ということ。
職場の空気が悪いと、ズバリ「離職率の増加」に直結します。しかも恐ろしいことに「やる気のある人」から抜けていくんですね。
例えば人間関係が悪くギスギスした職場の場合。
お互いを「この人と仕事をしたくないな」とか「顔を見るのも嫌だ」と思う人が増え、退職を考え出します。
例えば仕事をサボっているベテランややる気のない社員がいる場合。
「あの人は頑張っていないくせに給与がもらえるなんて頑張るのもバカバカしいな」と思う人が増え、これもやはり退職を考え出します。
そうなってしまわないように職場の雰囲気は良いものに変えていったほうがいいです。
何より空気が悪い職場なんて行きたくないですよね(笑)
次から私が空気の悪い職場で取り組んだことをご紹介します。
どんな職場でも活用しやすいものなのでぜひとも少しづつ取り込んでみてください。
取り組み(1)「ありがとう」を積極的に使う
まず最初に紹介するのは「ありがとう」を積極的に使っていくことです。
よく「いい言葉は伝染する」という話がありますよね。「ありがとうを増やせばいいことが連鎖する」といったような精神的な部分のお話です。
これ、私も「ホントかな?」と半信半疑だったんですけれども実際にやってみると意外と正しい気がしています。
あとづけの理由ですが、次のような作用を引き起こしているのかななんて想像をしています。
- 「ありがとう」を言う
- 言われた人は喜ぶ(笑顔が生まれる)
- 褒められた人はもっと褒められたいなと思って頑張るようになる
これ自体は小さいことですが雰囲気の悪い職場はちょっとしたことをちょっとづつ改善していかないと良くならないので、いい雰囲気作りの種まきとしては効果はあるのかなと感じています。
あと、言っている方も感情的にポジティブになります。
取り組み(2)小さいミスを減らす方法を考える
職場のミスって最初は小さいものから始まるんですよね。
それがひとつの引き金になって雪だるま式に大きくなっていき取り返しの付かない問題に。そして責任のなすりつけ合いなどが始まり、人間関係が悪化し、職場の空気もどんどん悪くなっていくという悪循環が起こります。
こうならないためにも一番最初の小さなミスを減らすことを心掛けます。
大体のミスは簡単なチェックを習慣づけるとか、仕事のフローに一手間加えるなどで防げます。ミスをしたら「どうしたら防げるのか」を徹底的に考えましょう。
小さいミスを防げるようになれば大きな問題も起こりにくくなってきて、快適に働けるようになります。
取り組み(3)サボっている人には形に見える仕事と期日を持たせる
最後はやや上司向けです。
職場の中でサボっていたりやる気のない人の存在は周囲の人材のモチベーションを下げてしまうもの。
そういう人は形に見える、かつ期日のある仕事を任せます。
特に期日の部分は重要です。
期日を持たせることによりその人に「やらなくてはいけない」という感覚を持たせることができます。
多くのサボっている社員は期日のない仕事をだらだらとやっていることが多いので、ここを与えるだけでも全然違います。
またサボっている社員は「自分は評価されていない」「会社に気にされていない」と潜在的に考えている人も多いので、積極的にコミュニケーションをとって「私はあなたのことを気にしていますよ」というのも間接的に伝えましょう。
きちんと仕事が実施された際には「ありがとう」を忘れずに。
すぐに効果が出るものではないので気長に取り組む
以上が私の行った職場の雰囲気改善の方法です。
最後に覚えておきたいこととして、これらの方法は「すぐ効果が出るものではない」ということです。
気長に構えてちょっとづつ取り組んで、数カ月後に職場がちょっと変わったことに気付いて喜びを感じましょう!