me

このページの概要は…

  • お盆休みがないのは法律的には問題なし
  • 問題はお盆休みがないことに不満かどうか
  • 休みを取れる会社を見つけるには…

お盆の時期になってくると通勤時間の電車がちょっと空いてきたり、いかにも「夏休み」という人が増えてきますよね。

先日街を歩いていたら家族で子供がちょっと大きめの荷物を運んでいて、夏休み感の強いひとを見て「ああ夏休みなんだなあ」としみじみしてしまいました。

そんな時に出勤していると

「なぜ自分の会社は休みじゃないんだ…」

と考えて暗い気持ちになってしまったり、

「子供や家族と一緒に過ごせない」

などの家庭内トラブルにも発展しがちです。

「お盆休みなしの仕事や会社ってどうなの?」と感じる人に向けて自分の体験談なども含め、色々と書いてみました。

労働基準法的に「お盆休みがない」というのは問題ない

はじめに、お盆休みがないことについて「労働基準法に反しているのでは?」と考える人もいるかと思います。

実際に労働基準法の文言を抜粋してみましょう。

(休日)
第三十五条  使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。
○2  前項の規定は、四週間を通じ四日以上の休日を与える使用者については適用しない。

(年次有給休暇)
第三十九条  使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
労働基準法

一般的な休暇や有給休暇については記載されていますが、お盆などのお休みについては法で定められたものではなく就業規則で決められるものなので労働基準法で見るとお盆休みがなくとも問題はありません。

「お盆休みがない=ブラック企業」ではない、ということですね。

お盆休みがない企業というのはどのくらいの割合で存在するのか?

気になるのは「実際にお盆休みがない企業はどれくらいの割合で存在するのか」という点。

旅行サービス「エアトリ」が2018年に取ったアンケートでは以下のような結果になっています。

4人に1人はお盆期間も連休ではない──オンライン総合旅行サービス「エアトリ」がお盆休みの過ごし方についてアンケート調査したところ、こんな結果になった。

お盆休み期間に会社が休みになると答えた人は56%と過半数。お盆期間に休みにならない人でも、半数近くが「別の期間に休みを取得できる」という回答だった。

その一方で、「お盆もそれ以外も休みではない」という人が21%と、ほぼ5人に1人いた。
お盆休み「連休なし」が26%、「8連休以上」が22%という“格差”?

全体から見ると全く休暇が取れないという人が5人に1人とされています。割と多いですね。

お盆休みはないけどまとまった休みは取れるケースの会社も増えてきた

最近は8月の中旬に会社が一斉に休みという形式ではなく、特定の日数の休日を好きなタイミングで取れるという形式の会社も増えてきました。

私も飲食業時代と転職後のIT業で奇しくも同じ形式でした。
(業種的に飲食とIT業はこの形式が多め?)

  • 前職の飲食業:「夏季休暇」という形でどこかでまとめて何連休かをもらえる形式(地区の店長間で調整)
  • 転職後のIT業:夏季休暇と有給を合わせて何日か休みをとっていいという形式(自分の好きな期間に取れる)

飲食の時は地域の店長間で協力して休みを取るため時期が指定できませんでしたが、IT業に転職してからは時期を指定して、好きな時に休めるようになりました。

このように「お盆休み」という形がなくても別の時期にまとまった休みが取れるという会社も最近は増えてきています。

代替の休日が取れる場合であれば不満は少ないという人も多いです。

好きな時期に休みが取れると混んでない時期に旅行に行けるのでメリットもあるんですよね。

「お盆休みもまとまった休みもない」一番の問題点は?

前述の通り、お盆休みはないことは法律上の問題はありません。

法的に問題がないものの、重要なのは、自分自身が「休みが欲しいか欲しくないか」ということ。

「忙しいから休みがなくても仕方ない」「会社の人も頑張っているし休みがないのはやむを得ない」と思考停止してしまっていないでしょうか。

世の中にはきちんと休める会社は存在する、という現実に目を向けてみましょう。

何故こんなことを言うのかというと、私自身飲食業時代の働き方に不満があって、環境を変更することで解消したからです。

私は飲食業時代に(夏休みはあったものの)普通の休みがほとんどなかったために、ストレスと不満が増えていき、休める仕事を探して転職しました。
そして今では満足できる生活を送っています。

「休みが取れない会社はダメ」と言うつもりはないですが、きちんと休めることで心身的にリフレッシュできるので、休みは本当に重要だと実感しました。

「休みが取れないなら転職しよう!」という話ではなく、「休みが取れないことに不満があるなら転職をすることで解決する可能性がある」ということを伝えたいのです。

重要なのは「お盆休みがあるかどうか」ではなく「お盆休みがなくても大丈夫か、そうではないか」という点です。
(「お盆休みがなくて大丈夫」「お盆休みがないと嫌だ」というのは人それぞれの感じ方の問題なので、どちらが正解という話ではありません)

休みを取れる会社を見つけるには?

私自身、休みを取るなら転職しかないと思っているのですが、そういう話に興味がないという方も多いかと思います。
ここから先は転職の話になるので転職の話に興味がない人はここからスルーしてください。

今の会社にいる限り休めない(そしてそれが不満)ということであれば、転職を検討し、他の会社を探すべきタイミングです。

そして実は9月から秋採用のピークに入ります。
東京労働局の発表しているデータをまとめたものがこちら。

(平成29年1月〜12月の「平成29年 新規求人数の推移」) 参考:産業別新規求人数の推移(一般)(平成29年度~)

 
転職のタイミングとしては9月に向けて準備をするというのはベストタイミングでもあるんですね。

今すぐ転職したい!という場合

お盆休み以外にも不満を募らせていて、機会さえあれば今すぐ転職したいという場合には転職エージェントに登録してしまいましょう。

忙しいあなたの代わりにエージェントが自分の希望する労働環境や給与などにマッチした企業を探してくれます。

転職サイト(またはハローワークなど)ではなく転職エージェントにする理由は、転職サイトやハローワークの求人票に掲載されている情報を鵜呑みにしてしまうと「入社したら違っていた」ということが起こりうるためです。
転職エージェントであればこうした条件をストレートに担当コンサルタントに聞くことができるのでおすすめです。

今すぐ転職したいわけではない場合

休みを取れないことに不満を感じているものの、今すぐ転職したいと言うほどでもないという場合には転職サイトに登録すると良いでしょう。

転職サイトは自分からエントリーをしないと転職活動が進まないため、カタログをみるような感じで「こんな会社もあるのだな」「こういう仕事だと休めるのだな」とライトに転職活動の準備ができます。

この際に会社の評判を集めているキャリコネにも登録しておくとその会社の内情なども見えるようになり、いざ転職を本格的にやろうとした際にきちんとした企業とそうではない企業の目利きができるようになります。

実際に転職をしたくなったら前述の通り、転職エージェントに登録して相談してみると良いでしょう。

私は飲食からIT業に転職して休みの素晴らしさを実感しているので、今不満を持っている人には少しでも「きちんと休める会社がある」ということを知っておいてもらえるといいのかなと思っています。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
オススメしたいサイト

これから転職を始めようという人にオススメ転職関連のサービスを紹介します。まだどうやって転職を進めるか決まっていない場合に参考にしてみてください。
転職はどれくらい情報を掴めるかがカギになっているので転職サイトと転職エージェントに登録して求人幅を広げ、口コミサイトで会社の情報収集をするいう方法をおすすめしています。(すべて登録無料)

リクナビNEXT(転職サイト)

求人最大手リクルート系列の運営する転職サイトです。日本最大級の転職サイトなのでここにしか掲載されていない限定求人が87%も。転職を始めようと思った時にはまずはここから。自分の強みが簡単に把握できる「グッドポイント診断」もおすすめです。

リクナビNEXT
公式サイトへ
リクルートエージェント(転職エージェント)

リクルートグループの強みもあり、扱っている非公開求人数が9万件以上。転職エージェントの中でも圧倒的な件数があるのが特長。また土日や平日の夜20時以降も相談できる体制ができている ので忙しい方にも使いやすい会社です。30万人以上の転職成功実績があり、多くの人が年収アップに成功しています。

リクルートエージェント
公式サイトへ