上司からは数字について日々詰められ、部下は部下で全然自分の思った通りに動いてくれない。
誰かに相談したけど誰にも相談できない。

そんな中間管理職の方はかなり多く、そのストレスを溜めに溜めてしまうと突然うつを発症してしまうなどの人も増えてきています。

今回はそんな「中間管理職を辞めたい」と思うほどに疲れてしまっている黄信号状態の方に、解決方法や考え方などをまとめます。

気持ちを相談できる相手をまずは探す

ここを読んでいる人はかなり思い詰めている人が多いかと思います。

思い詰めている人の中には「誰かに言いたいけど迷惑がられたら嫌だな…」ということで相談していない人もいるでしょう。
もしあなたに今相談できる、あるいは相談できそうな人がいるのであれば、一旦遠慮せずに伝えてみましょう。
一人で抱え込んでいるというのは極端にストレスを抱えることになり、誰かに話を聞いてもらえるだけでもストレスの度合いが全然違うためです。

「相談する相手もいない」ということであればカウンセラーさんに相談するなどの方法もあります。
「カウンセラーに相談とか大げさな」と思う人もいるかもしれませんが、前述のとおり、ストレスはジワジワと体を蝕んでいき、ある日突然精神的にダウンしてしまうことが多いのです。

ストレスで自分が精神的に崩壊してしまう前に一度誰かに自分の思っていることを話すということは非常に重要です。

特に現職でまだまだ頑張りたいという前向きな気持があるのであれば、早い段階で相談できる相手を持っておいたほうがいいです。

「仕事と割り切る」という考えの危険性

「中間管理職がつらい、やりたくない」ということを言うと必ずと言っていいほど出てくるのが次のような論調。

  • 中間管理職が辛いというが上に行けば行くほどもっと辛くなる
  • 気の持ちようだから仕事だと思って割り切ればいいんじゃないか

既にこういった意見を聞いている人も多いのではないでしょうか。

私はこの手の意見には賛同しかねます。

まず前者の「中間管理職が辛いというが上に行けば行くほどもっと辛くなる」という話。
ものすごく真っ当な意見なのだと思います。役職は上がれば上がるほどプレッシャーも強いですし、ストレスも相当なものでしょう。でも、それだけです。上の役職の方が大変なのと、今あなたが辛いのとは何の関係もありません。
世の中にはプレッシャーに十分耐えられる・楽しめるという人もいれば、プレッシャーがかかってしまうと辛くて耐えられないという人もいます。どちらが偉いとかではなくそういう属性の違いなのです。属性の違う人を同じテーブルに並べても全く意味はありません。

後者の「気の持ちよう」という話については完全に反対ではなく、本当にそれで割り切れるのであればそれは社会人として完成されているのかなと思います。
でも実際に「割り切った!」と思って仕事をしてもやっぱり辛いですよね(笑)人間そんなに単純に割り切れないと思うんです。
そこで無理をしてしまうとやっぱり精神的には蝕まれていってしまいます。

転職をする方法もありだが…

ここまで色々と書いていったものの会社内で「管理職を辞めたいです」と言ってもなかなかそれは許してもらえないものです。
そこで思いつくのが転職という方法。

「管理職を辞めたいから」という理由で転職をするのは個人的にはあまりおすすめしませんが、会社の環境が悪く、ストレスもひどいのできっかけの一つとして考えるのであれば転職もありだと思います。

「もう絶対に中間管理職はやりたくない」という人は転職の際にそれを伝えるといいでしょう。ただし、世の中に管理職経験のある人はそんなに多くはないので、転職をしてもその経験を活かした仕事を求められることが多いです。
そして「辛い」と思っている人の気持ちとは裏腹にマネジメント経験って転職の際に強みになるんですよね…

もし転職を考えているのであれば、転職先では人材も職務範囲も違うということも踏まえつつ、管理職も視野に入れておくと転職の幅が広がります。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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