転職体験談のようなものを読んでいると「転職前は転職先で安定的な世界を想像していたけど現実は全然違った」「夢を諦めきれなくて昔から行きたかった業界に入ったけど全然違う世界だった」といったような「夢や想像」と「現実」とのギャップに苦しんでいる人がいるのが散見されます。
誰だって転職して失敗したくはないので、こういった体験談は恐怖しかないですよね。
究極的な答えとしては「ギャップの大きさは実際に入ってみないと分からない」というのが本当のところですが、そのギャップを出来るだけ小さくするのが事前の情報収集です。
今回は転職前の情報収集についてまとめます。
業界のことをきちんと調べる
まず自分が転職したいと思っている業界についてきちんと調べることです。
調べる方法は「四季報を読む」「業界の代表的な企業について調べる」「ビジネスモデルを調べる」などがあります。
一通り自分なりに調査した上で疑問点や不安な点などを転職エージェントに相談します。
転職エージェントのいいところは「各々の業界に精通している専門コンサルタントがいる」ということ。
コンサルタントに相談することで「自分の持っている不安が業界的にも今は解消されているものだった」「◯◯という不安は××という会社であればきちんと対応できている」など細かい情報を獲得でき、不安や自分の想像とのギャップを埋めることが出来ます。
会社のことをきちんと調べる
業界の概要をつかんだら次に会社単位の情報収集を実施します。
「会社のホームページでその会社のことを知りましょう」と言うような人がいますが会社のホームページを見るだけでは情報収集不足です。
もちろん事業の内容や直近のIR情報などは読んでおくべきですが、会社の内情はホームページからは知ることが出来ません。
会社内でサービス残業が当たり前になっているような状況だったり、実は社長がワンマンだなんていうことを会社のホームページに掲載したりしませんよね。
私が会社の情報収集に使っているのがキャリコネです。
その会社で実際に働いている人・働いていた人が「給与体系」「残業状況」などの情報を書き込んでいるので会社のホームページに掲載されていない内情が分かります。
転職エージェントとキャリコネの情報を合わせて総合的に情報の信憑性を精査していくといいでしょう。
会社単位の調査をすることによって「ホームページに書いてあったのと違う」といったギャップを埋めることができます。
自分の妥協点をきちんと考える
最後に「自分の妥協点を真剣に考える」ということ。
世の中には数えきれないくらい会社がありますが、自分の希望している条件に100%完全に合うところはまずありません。
自分の希望があまりにも多すぎて選別が厳しすぎると会社を選ぶことができなくなってしまいます。
「この部分は絶対に譲れない」「ここは最終的には妥協してもいい」という線引をきちんとしましょう。
私の場合は「休みがあること・極端に残業が多くないこと」が「絶対に譲れないこと」、給与は二の次でよかったので今の職場で落ち着いています。
もし転職時に「休みが必ず週に2日あって、残業なし。給料は前職の倍くらいほしい」という妥協なしの姿勢で突き進んで行ったらきっと転職活動も成功しなかったでしょう。
自分がどうして転職したいのかを改めて考え直した上で「転職で変えたいもの」「転職先に求めるもの」をピックアップして優先度をつけていくことが重要です。
もし転職の段取りが決まっていなかったら
オススメしたいサイト
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