求人票の求人情報に記述されている採用背景。
その採用背景の中に「増員募集」「欠員募集」の二種類がありますが、どういう意味を指すのかが分かりづらいです。
今回はこの「増員募集」「欠員募集」の違いと、会社の背景を判断するポイントをまとめてみます。
「増員募集」「欠員募集」の違い
まず最初に「増員募集」「欠員募集」の違いについて。
- 増員募集:事業拡大や増益増収のために人員を増やすというもの
- 欠員募集:その企業で働いていた人の退職(予定)のために人員を増やすというもの
並べてみると至ってシンプルですね。
会社にとって緊急性が高い(急募している)のは、この意味合いだけで言えば人手不足になってしまうので「欠員募集」だと言えます。
「欠員募集」=「ブラック」ではない
「欠員募集」が「働いていた人の退職に伴うもの」なのでイメージとして「退職した人が出たってことはブラックなのでは…?」と不安を持つ人が多いですが必ずしもそういうわけではありません。
理由としては次の通り。
- 本人の家庭の事情や(会社と無関係な)体調の問題で退職してしまった可能性がある
- 「採用背景」に書かれていることが全て真実なわけではない
順に説明しましょう。
まず「本人の家庭の事情や(会社と無関係な)体調の問題で退職してしまった可能性がある」について。
実家が遠方にある人の親の体調が悪くなってしまい、介護しなくてはいけないというような状況などを思い浮かべてもらうとわかりやすいかもしれません。
退職率が決して高くない会社でも自分の家族の問題やその人の持病の問題などはどの会社でも発生する可能性があります。
つまり「欠員募集」だからといって必ずしも会社が悪いというわけではありません。
もちろん欠員募集している企業の中には常に人が辞めていくブラック企業ということもあります。
次に「「採用背景」に書かれていることが全て真実なわけではない」ということです(本来あるべきではないのですが・・・)。
例えばブラック企業で大量の欠員が出てしまった場合にも「事業拡大のため増員募集」と記載することができます。
求人票は原則的に企業が書きたいように書けるので元々の募集背景と異なることを書くことが出来るのです。
「欠員募集と書いてしまうと悪いイメージになるので事業拡大のためと書いておこう」という悪い会社もあるので要注意です。
こちらも逆に本当に事業拡大のために募集している「業績の良い会社」という場合もあります。
求人票だけでは会社の良し悪しを判断できない
結論としては「求人票だけでは会社の良し悪しを判断できない」ということになります。
企業が書きたいことを書けるという時点で求人票の信ぴょう性は一気に下がってしまうと言えるでしょう。
そこで気になってくるのが「どうすればその企業のことを判断できるのか」という点について。
私は方法として転職エージェントに実際の企業状況を根掘り葉掘り聞いてみることやキャリコネのような実際の社員(や元社員)の書き込みがある信ぴょう性の高い情報を集めることをおすすめしています。
転職成功の秘訣は情報収集にあると言ってもいいので、求人票だけで判断しないように注意をしましょう!
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