転職活動においては一つの会社しか受けないということはほとんどなく、複数の会社を受けます。
そこで起こってくるのが「第二志望(あるいはそれ以降)の会社から内定をもらったけど、第一志望の会社の結果はまだ来ていない」といった状況。
転職活動ではほとんどの会社で「御社が第一志望です」と言っていることが多いかと思われるので「他の会社の結果がまだなので…」とはなかなか言いづらいですよね。
そしていくら内定を貰って返事を待ってもらえるにしても、どのくらい待ってもらうのが一般的なのかということも難しい部分です。
今回は内定をもらっているけど「ちょっと待ってほしい」という状況の人に内定保留周りの事情をまとめました。
絶対にしてはいけない対応
まずドタキャンは絶対にしないようにしましょう。
内定の電話(あるいはメール)が来て、その場で「ありがとうございます。御社に決めます」と答え、第一志望の会社に内定が決まった瞬間に「やっぱり辞退させてください」といった対応は絶対にしてはいけません。
この方法で訴えられるようなことはまずありませんが、採用側からの心象は最悪です。
採用する会社は人材を確保するためにお金と時間をかけています。
一人内定を承諾したことにより、一旦採用活動を打ち切ることになるかもしれませんし、その後の事業計画も確定しているかもしれません。ドタキャンしてしまうということはこれら周辺の計画をすべて水泡に帰してしまうということに繋がります。
「どうせ行かない会社だから今後会うこともない」という考えの方もいますが、世間は案外狭く、別の会社に入ったら主要の取引先で、会った瞬間に印象が最悪だったなんてことも往々にしてあります。
割りきってやったと思っている行動が後々の自分の社会人人生に悪影響を及ぼすことがあるので社会人の常識の範囲内で行動するようにしましょう。
待ってもらう時の電話やメールの言い回し
次に実際にどうやって伝えるのかについてです。
会社さんによっては「他の会社の返事を確認してから返事をしたいというのはNG」としているところもありますが、実際に面接官をやってみるとそういった保留の連絡が来ることもよくあります。
もちろん言い回しには注意した方がいいのは確実です。同じことを伝えるのでも、言い回しを変えることでソフトに伝えることができます。
実際に例を見てみましょう。
- 「第一志望の会社の返事を待ってからお返事したいので1週間だけ待ってもらえないでしょうか?」
- 「御社の面接を受けた後に受けた会社で少し気になるところがあるので1週間ほど考える時間をいただいて良いでしょうか?」
いかがでしょうか。
同じことを言っているのに後の言い回しの方がソフトになっていますね。
第一志望ではないとはいえ、もしかすると将来的に入社することになるかもしれない会社なので印象は良くしておくことに越したことはありません。
待ってもらえる期間は長くても1週間
実際に内定の返事を待ってもらえる期間について一般的には長くても1週間です。
その企業の採用活動が長期的に行なわれていればもう少し長く待ってもらえることもありますが、基本的には1週間を目処に考えてください。
もし1週間以内に決断できないような時であれば辞退するか、あるいは印象がやや悪くなってしまうのを覚悟で待って欲しい期間を率直に伝えてみるのもありでしょう。
ただし、そこまでのんびり採用活動を進めている企業も少ないので長引いてしまうと内定そのものを取り消されることがあることを覚えておきましょう。
※内定を辞退する場合の対応は別途まとめていますので参考にしてみてください。
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