リクルートの転職サイトというと真っ先に新卒採用向けの「リクナビ」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

おそらくリクナビの「新卒採用」というイメージが強いかと思うのですが、リクルートは転職サイトもいくつかのサービスを展開しています。
有名なところではリクナビNEXT、リクルートエージェントの2つです。
※その他にも薬剤師や看護師などの専門職転職サイトもありますがここでは割愛します。

この「リクナビNEXT」「リクルートエージェント」のサービスの違いについてまとめてみました。

転職サイト「リクナビNEXT」について

リクナビNEXT
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「リクナビNEXT」は転職サイトです。
転職サイトは「登録をして、掲載されている求人を見る。良さそうな求人があればサイトから応募をする」というサービスです。
自分自身で企業とやり取りをして日程調整などを行う仕組みとなります。
メリットは自分のペースで転職活動が出来ること。いつでも求人を見られること、デメリットは日程調整や給料交渉などを自分で行わなくてはいけないことです。

「リクナビNEXT」という名称から「第二新卒向け」と思われる方もいますが、第二新卒でない一般の転職者でも使えます。
実際に私は飲食業を辞めた20代後半の時期に登録し、利用していました。

求人サイトの中でもリクナビNEXTの強みはやはり求人業の最大手なので求人数が多いということ。
リクナビNEXTにしか掲載されていないという求人は90%近くの数があります。

新卒(リクナビ)・中途(リクナビNEXT)の「リクナビ」のサービスは2016年現在20年以上続いているサービス(1996年からサービス開始)で、信用度も高いです。
その証拠に新卒の「リクナビ」は厚生労働省の「就職支援サイト」として指定されています。

学生のための就職情報サイト「リクナビ」・「マイナビ」への新卒者・既卒者の就職支援の掲載について(2011年)

国からの指定を受けるというのは早々出来ることではないので、求人サイトの中でも信用度の高いサイトと言えるでしょう。

転職エージェント「リクルートエージェント」について

リクルートエージェント

「リクルートエージェント」は転職エージェントです。
転職エージェントは「登録した後、エージェント(代理人)と連絡を取り面談、自分の希望している条件の求人をエージェントに探してもらう」というサービスです。
自分自身で動くのではなく、エージェントに動いてもらい自分の希望に合った求人を探してもらう仕組みです。
メリットは日程調整や給料交渉などを行ってもらえることや面接の練習・履歴書の確認などを行ってもらえること、デメリットはエージェントが探してきて面接を受けるスタイルになるので自分のペースで進めにくい・自分自身で求人を探せないことです。
また現在では転職サイトに掲載されているような公開求人ではなく非公開求人の方が多いので、求人数は転職サイトと比較すると圧倒的に多いです。
※参照:転職市場で非公開求人はなぜ多いのか? 怪しくない?

リクルートのサービスで言うと「リクナビ」のイメージが強いものの、実はこのリクルートエージェントの人材斡旋サービスはリクナビより前の1977年から行われており、2016年現在、既に40年近く(!)続いています。
その歴史もあり、信頼度が高いのはもちろんのこと、求職者にとって使いやすいのは拠点が多いというところ。
転職エージェントでありがちなこととしては「自分の地区ではサービスを行っていない」ということ。例えば東京だけでしかサービスを行っていないというのはよくある話です。
リクルートエージェントは全国で16箇所の拠点があり、日本全国の各地域でサービスを対応できるようになっています。

求人数も多く、どこに住んでいても使いやすいエージェントと言えるでしょう。

まとめ

リクナビNEXTとリクルートエージェントの違いをまとめます。

サービス メリット デメリット
リクナビNEXT
  • 自分のペースで転職活動が出来る
  • 自分自身で求人を探せる
  • 日程調整や給与交渉を自分自身でしなくてはならない
  • 非公開求人と比較すると相対的に求人数が少ない
リクルートエージェント
  • 日程調整や給与交渉をエージェントに行ってもらえるので楽
  • 公開求人と比較すると相対的に求人数が多くなる
  • 自分のペースで転職活動ができない
  • 自分自身で求人を探せない(※エージェントが紹介してくれた求人を受けないのは可能)

サービスの内容としては大きく異なるものなので一長一短です。
活用する方向としては2種類になるのかなと思います。

  • 「まず軽く転職活動を始めたい」「自分のペースで転職活動をしたい」という場合にはリクナビNEXTだけに登録。
  • 「がっつり転職活動をしたい」という場合にはリクルートエージェントに登録すると同時に、自分でも求人を選べるようにリクナビNEXTの両方に登録。

これから転職を始めたいと思ったときに参考にしてみてください!