2月・3月に転職活動をする際のポイントは「即行動」

転職のピークと言われる2月・3月。
転職の春採用のピークが2月・3月と言われるため年間を通しても求人数の多い時期です。

この時期に転職活動をしようと思った場合にどうすればいいのかまとめました。

2月・3月まで求職者が増え続ける「春採用のピーク」

「春採用のピークが2〜3月」ということについて、まずデータを確認してみましょう。

（平成29年1月〜12月の「平成29年 新規求人数の推移」） 参考：産業別新規求人数の推移（一般）（平成29年度～）

東京労働局による平成29年度の求職者（求人に応募する人）推移です。
求人に応募する人の推移ですが、企業側もこのような「求職者が増える」という動きは把握しており、企業が求人を出すタイミングも3月くらいまで増加傾向にあります。

求人が増えるということは、自分にとって魅力的な企業が求人を出してくる可能性も高まるということなので「2月・3月は良い企業に転職しやすい時期」と言えます。

2〜3月に転職活動を始める場合、一般的には5〜6月に内定

求人が増える時期ということもあり「2〜3月は転職活動を始めるとちょうどいいのではないか？」と考えてしまいがちですが、実はこの考えは間違い。

転職活動は準備の期間（企業の調査・業界研究・自分の職歴の棚卸しなど…）も含めて、約3ヶ月を見て考えなくてはいけないため、2〜3月内の内定に合わせようとすると前年の秋〜冬ごろから準備しているのが本来はベストです。

2〜3月から転職活動を始めるような場合、一般的には春先5〜6月の内定が目安となります。

2月・3月に内定を決めたい場合は…

「2〜3月から転職活動を始めるような場合、一般的には春先5〜6月の内定が目安」と書きましたが、もし「2月・3月に転職活動を始めて2月・3月の間に内定を決めたい」という場合どうすればいいでしょうか？

単刀直入に言うと転職サイトや転職エージェントにすぐに登録すべきです。
（登録すべきサイトは最後にまとめていますので参考にしてみてください）

理由は単純で一般的に転職は3ヶ月くらいの期間を必要とするので、1〜2ヶ月で転職するには即動かないと時間が足りないということなんですね。

前述の通り、2〜3月に内定を決めようとした場合、転職のセオリーで言えば去年の秋冬あたりから動き始めないといけないものの、内定が決まる可能性はゼロではありません。

実際に2〜3月に転職活動を開始して、トントン拍子で話が進んでいって4月に入社したという人も世の中にはたくさんいます。

転職サイトや転職エージェントに登録することによってお金がかかるわけではないので、チャンスを見逃さないためにもすぐに登録し、チャンスと見ればすぐに食らいつくような気概が大切です。

注意点は「あせらないこと」

その一方で、2〜3月に内定を決めようとする場合、注意しなくてはいけない点は「あせらないこと」。

転職は手段であって目的ではありません。

転職をすることがゴールなのではなく「今の職場よりいい環境の職場に行く」ということがゴールなので、その点を見誤らないようにしましょう。

2月・3月に内定を決めることを目標にしてしまって焦って転職先を決めて、今より良くない環境になってしまった…なんてなってしまうと目も当てられません。

3月までが春採用のピークとされているものの、4月になったところで求人が世の中に出回らないわけではありませんし、もしかすると自分の理想とする職場の求人が4月に応募を開始するかもしれません。

転職をなんとかして決めるのではなく、あくまで「自分の行きたいところへの転職」を決めることを忘れないように心掛けるのが重要です。

行動は早く、ただし焦らないこと。ぜひ覚えておいてください。