社会人でいる以上、絶対についてまわるのが人間関係の問題。
今、これを読んでいる人も職場の人間関係に深く悩んでいるのではないでしょうか。
「上司の自分に対する態度が冷たい」
「パワハラまがいのことをされている」
「まったくウマの合わない同僚がいる」
「会社のお局様が苦手」
・・・例を挙げていけばキリがないほどたくさんの人間関係にまつわる悩みが世の中にあります。
他人にとっては大したことがなくても、自分にとってはとても深刻ということもありますし、きつくて辞めたいと思っている人も多いでしょう。
人間関係が上手くいっていなくて「辞めたいな」と思っている人に向けて考えてほしいことをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
人間関係で退職することは「逃げ」の転職なのか
「辞めたいな」と思っていてもなかなか行動に移せない人の多くが「人間関係が嫌で退職することは逃げなのではないか」であったり「甘えなのではないか」と考えているかと思います。ですが「逃げ」とか「甘え」とかについては気にしなくていいです。
ここで、面白いデータを紹介します。
転職最大手「リクナビネクスト」が過去に発表したアンケート「退職理由のホンネランキングベスト10」です。
1位 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった：23％
2位 労働時間・環境が不満だった：14％
3位 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった：13％
4位 給料が低かった：12％
5位 仕事内容が面白くなかった：9％
（退職理由のホンネランキングベスト10／リクナビＮＥＸＴ[転職サイト]）
見ていただくと分かる通り、「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった」いわゆる「人間関係」は転職理由の中でも3位です。
別に自分が弱いというわけではなく、多くの人が悩んだ結果、転職しているという現実があります。
最初にこの「人間関係で辞めるということは別に少数派の逃げではなく、多くの人が体験していること」というのを覚えておくと、いざ退職の決意ができた時に動きやすいですし、何よりも自分を無駄に責めなくてすみます。
まずはすぐに「辞める」ではなく楽しんでみる
これを読んでいるあなたがどういう状態にいるか、どういう精神状態なのかによって変わってきます。
- ストレスはあるものの、まだ我慢はできる
- ストレスが非常に強いので、今すぐにでも辞めたい
- ストレスが限界で、精神的にも参っている
これからお話することは「１」「２」の人向けです。
※「3」のように精神的に明らかに参ってしまっているような場合には、まず最初に休職をするなり病院に行くのが先決です。「命あっての物種」ということわざもあるように、自分の身体があってこそです。無理に我慢をしつづけて体を壊してしまっては本末転倒。無理をしないというのが最優先です。
話を戻します。
ストレスが限界まで行っていないような場合、状況を楽しみましょう。
プロゲーマーのウメハラさんが著書「1日ひとつだけ、強くなる」で嫌な人間はゲーム感覚で攻略すればいい、ということを書いています。
どう対処すればこいつはこういう態度を取らなくなるのだろう？ 一つチャレンジしてみようかという感じだ。
（「1日ひとつだけ、強くなる」より）
この考えを見習って、
- どうしたらこの人とうまくコミュニケーションを取ることができるのか？
- 話し合いは通じるのか？ こちらが譲歩すれば通じるのか？
- どういう態度をとったらこの人は態度を軟化するのか？
- どういう時にこの人は嫌な態度をとるのか？
・・・など自分なりの観点で探ってみましょう。あなた自身「人間関係で辞めてもいい」というくらい悩んでいて、最終的にどれだけの状況になっても「辞める」というカードが手元にあります。どうしたら人間関係がうまくいくのか試行錯誤すると、今後にも役立ちます。人間関係は転職しても必ず付いて回る問題なので。
色々やってみた結果、「やっぱりダメだった」となれば転職を一気に進めてしまってもいいですし、あるいは転職することを決めて、転職活動をしながら「どうすれば職場の人間関係を少しでも良くできるか？」を考えてみるのもいいかもしれません。
もし転職の段取りが決まっていなかったら
オススメしたいサイト
これから転職を始めようという人にオススメ転職関連のサービスを紹介します。まだどうやって転職を進めるか決まっていない場合に参考にしてみてください。
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