求人票を見ていると書いてある「営業職」と「事務職」、これから転職なり就職なりをする際に「どっちの方がいいのだろう?」と考えますよね。
実際に仕事の現場では営業職の人は「事務職は楽そう」と考えている人が多いですし、事務職の人から見ると「営業職の人ばかり会社に評価されていて給料も上がりやすくてずるい」と考えている人が多いです。
「営業職」「事務職」と一口に言っても会社によってやることが変わることも多く一口では語りづらい部分もあります。
今回は大まかな括りで実際にどんな風に仕事が違うのかを見てみましょう。
これから就活や転職を検討している人で「どちらの職がいいのか?」と迷っている人の参考になれば幸いです。
営業職の特徴
営業職は大まかに言うと「お客様と接する職業」です。
その中でも対法人(BtoB)や対個人の営業(BtoC)などの分類がありますが「会社の軸となっている商品を外に売り込んでいく役」という意味ではどちらも「営業」となります。
私が飲食業で経験した店長というのも「対個人」の営業です。
職業の特徴としては以下の通りです。
- 残業が多い
- 暑くても寒くても外(現場)に出る
- お客様との付き合いなどが多く土日なども電話でつかまるケースもある
- 売上貢献に連動するインセンティブ制度があることがあり、給与が多くもらえることがある
- 数字に対しての求められ方がシビア
- お客様の感謝の言葉やクレーム等に直接当たる
営業職は足を使い体力も使います。
そしてお客さまと直接接する仕事なので感謝の言葉を受けた際の喜びがある反面、クレームを受けた際のつらさなども。
会社の売上を一番最初に持ってくるという役割を担うので、売上を立てた営業マンにはインセンティブとして臨時の給与が上乗せされることもあります。
事務職の特徴
次に事務職の仕事です。
事務職は会社内の事務仕事や、書類や数値の処理周りなどを行う仕事で「サポート役」として活躍することが多い仕事です。
私が飲食をやっていた頃の本部の「人事」「福利厚生」などを扱う部署がその役割を担っているといえます。
事務職の特徴は以下のようなものです。
- 残業が少ない
- 外に出ることがほとんどない
- 土日は比較的ゆっくり出来る
- 給与は上がりにくい傾向にある
- 数字に対してはシビアに求められないものの、評価がされにくい
事務職の人は単独で売上を上げているわけではないので、働きに対しての評価がされにくく給与が上がりにくいというネガティブな面もあります。
その反面、営業に求められるような厳しい数値的な部分は少ないです。
どちらがいいというわけではなく適正を考えること
ざっくりとピックアップしてみると以上のような感じです。
俯瞰してみると一長一短で、実際に職に就くとしたらどちらがいいというものでもありません。
また前述のとおり会社によってもかなり動きが違ったりすることがあります。
就職・転職の際にはこれらの職種にとらわれずにもうすこし細かく個別の会社の仕事内容を確認してみて応募してみるといいでしょう。
飲食業からの営業・事務転職については別でまとめていますので参考にどうぞ。