自分で言うのもなんですが私は割と粘り強く物事を続けられるタイプです。
ですので例えば仕事を「辞める」と決断しても、覚悟を決めて「よし辞めるぞ!」となるまでが非常に長いです。

そんな私が結果的に飲食業を辞めて転職をしたのですが、その際にどのように自分を売り出していったのかをまとめてみました。

辞めた理由

私が飲食業を退職した理由」という項目に掲載した理由になります。

単純に当時は20代の後半くらいで体力が続いていたものの、30代、40代になった時に上手くやっていけるだろうかという懸念もありました。
上手くいって本社に異動になれればいいものの、そうではない場合にずっと店舗で働き続けられるかなと。

将来を見越した時に「店長」という立場は不安しかなかった部分と、仮に体力的にダメになって他の職で働こうとなった時に転職できスキルがあるのかな?という不安もありました。
まあ一にも二にも「不安」ですね。

転職する人は「働きながら転職活動をする」というのが一般的ですが、私は辞めてからしばらく自由に何もしないで暮らしていこうと思っていたので転職先も決まっていませんでしたw

飲食店出身の転職活動は不利か?

よく「飲食業は他の業種に通用するスキルが少ないので転職活動にも不利になりがち」とよく言われます。
ただ、私は全くそうは思っていません。

確かに表面的な仕事だけを見ると、ご飯を作る、接客をするというのは事務仕事には全く役に立ちません。
しかし、それは表面上の仕事を見ているからだけであって、実際には事務仕事にも活かせる部分はあります。

それを面接などで売り出していくとよいでしょう。例えば以下のようなものがあります。

・店舗の運営経験
店舗は売上を上げるだけではなく、利益も出さなくてはいけないので「より多く利益を出すために」どのような工夫をしたのか。働きながら数字を意識しなくてはいけないことというのは強みになります。
もし実績が出ているのであれば「改善した実績」を数字で持って行くと一つの売りになるでしょう。

・アルバイトさんの教育
このサイトでは何回も触れていますが店舗運営は基本的にアルバイトさんを育ててナンボの世界です。
その育成をするために自分がどのような工夫をしたのかも強みになります。
というのも飲食業以外の仕事でも「人を育てる」というのは重要な項目だからです。
そして人をうまく育てた経験のある人は重宝されます。

・愛想
一般のお客さんに笑顔を見せながら仕事をするというのは接客業の基本中の基本。
このへんの表情の使い方なども面接の際に役立ちます。
面接では硬い表情をしている人が非常に多いので、普段の仕事で培った笑顔を面接で存分に発揮し、他の人との差をつけることが出来ます。
面接だけではなく実際に就職してからも愛想は非常に重要です。ブスッとしている人よりも愛想のいい人の方が付き合いやすいですし、仕事をしていても楽しいですよね。

以上、軽く三つほどピックアップしてみました。
これ以外にも自分が飲食業で培った実績を活かせないかどうかじっくり考えてみると案外他業種でも通じるものがたくさんあります。

自分の強みが思い浮かばない場合

それでも自分の強みが思い浮かばないことってありますよね。
実は私も転職は半分ハッタリのような強がりで臨んでいたのでなんとかなりましたが、普通の時は「自分に自信がない」という典型的な人間なのでそういう気持ちは良く分かります(笑)

もし自分で思い浮かばない場合はひとまずやってきたことを紙にザーッと書き出してみて転職のプロであるエージェントの人に相談してみるというのもアリです。そうすることにより客観的に自分のことが表現できるようにもなるので。

私がおすすめする転職エージェントとクチコミ情報サイト一覧はこちら

自分でもまとめられるといえばまとめられるのですが、面白いもので実際に他人に見てもらって添削されてから振り返ると、主観的な部分が抜けていなかったり、自分では見えていない強みがあったりするんですよね。
私も実際に使ってみて痛感しました。

まとめ

私はこんな感じで飲食業から全く別の業種のIT業界に入ることに成功しました。
たまたま良い会社に出会った、というだけかもしれませんが、そうでなかったとしても今考えると本当に辞めて正解だったなと思いますw

おそらく続けていてもそんなに保たなかった気がする・・・