飲食業の社員や店長をやっていると「将来性はどうなんだろう?」と考えることがあります。
私は不安に耐えられなくなり異業種へ転職をしてしまったのですが、実際にこの先、飲食業の店長・社員、そしてその業界に将来性はどれくらいあるのかを考えてみました。
今まさに不安に思っている人の参考になれば…
飲食業界・外食産業はなくならない
まず飲食業界そのものはなくならないでしょう。
「飲食業だとスキルがつかないし、将来転職ができない」という人もいますが、自分の会社が潰れたとしても他の飲食業に行くという横展開をすることはできるのでは?と思っています。
もちろん同じ飲食業の中でも「ファーストフードから居酒屋に行く」などとなってくると業態が異なるので、少なくとも飲食業の中では通じるスキルは身につけておく必要があります。
そうすれば飲食業界内でも仕事に困ることはないはずです。
ただし、40歳や50歳になったときに徐々に体力も落ちていったその状態でハードな飲食業を続けられるのかどうかは一旦考えた方が良いでしょう。そこを乗り越えられる自信があり、飲食業を続ける覚悟があるのであれば職に困ることはないと思います。
たとえ勤めている会社が潰れても、飲食の能力をアピールし、他の会社に移れば済む話なので。
もちろん漫然と働いて将来安泰、というわけではなく、飲食業の中でも年齢を重ねるに連れてスキルはどんどん高いものを求められます。
例えばある程度の年齢(30〜40歳以上)になってマネジメントの経験がない、となるとやはり受け入れてくれるところはグッと減ってくるでしょう。
おすすめは異業種で労働環境の整ったところ
ただ、正直なところ飲食業は泥沼のような労働環境という印象しかないので(私が働いていたところが比較的黒い環境だったからかもしれませんが)異業種に転職できるうちに転職活動はしておいたほうが良いと思います。
若いうちは自分の体力に自信があっても年を取ったらどうなるかわからないですし、労働環境そのものは自分一人の力ではどうにも変えがたいものです。
将来のことを考えると労働環境が安定しているところで働くのがいいです。そしてそういったところへ転職できるという時期であればチャレンジしてみることをおすすめします。
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開業は?
「飲食店で働いてノウハウを身に付けて飲食業の開業をすればいいのでは?」という意見もよく聞きますが、そこはもっと泥沼です。
こんなデータもあります。
飲食業の倒産件数は07年(97件)から6年連続で増加した。従業員数別にみると、4人以下が132件で最も多い。5~9人が12件で、これも含めると10人未満の小規模店舗が全体の9割を占めた。
都内飲食業、12年倒産件数は2000年以降で最多 :日本経済新聞
小規模店舗が潰れているということは、おそらく開業をした人が失敗しているケースが非常に多いということが推測できます。
大手チェーン店がそれなりに美味しいものを安く提供している今の時代、それらと戦うのは個人戦だとかなり厳しいと言えるでしょう。
まとめ
あくまでここで述べているのは私の考えなので将来に対しての見解が必ずしも当たるわけではないかと思います。
またどの業界にしても厳しいには厳しいので異業種に転職をすればいいというわけでもないでしょう。
ただ私はそれでも労働環境的な面から他業種に転職することをおすすめします。
もし転職の段取りが決まっていなかったら
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