転職の面接でよく聞かれる質問の一つとして
「今まで仕事で一番大変だったことはなんですか?」
というものがあります。ちなみに私も面接官をやっているのでこの手の質問はよくします。
ただ、受験者の回答を聞いているとちょっと「質問の意図と回答がズレてるな」と思うこともしばしば。
今回は転職活動をしている(これから転職活動をする)人に向けて「なぜ面接官はこの質問をするのか」を中心にどう回答するのがいいのかについてまとめます。
「今まで一番大変だったことは?」に対しての回答を考えよう
まず、ちょっと立ち止まって想像してみてください。
もしあなたが「今まで仕事で一番大変だったことは?」と聞かれたら何を答えますか?
本番の面接ではないので間違っていてもなんてことないので気楽に行きましょう(笑)
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回答を思い浮かべられたでしょうか?
ここでやってはいけない回答例を挙げてみます。
「営業ノルマが異常に高くて大変でした」
「残業が多すぎて自分の時間が取れず大変でした」
「上司が一部の人をひいきにするので私も含め他の人たちは大変でした」
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どれも「会社員の大変なことあるある話」ですが、この回答は面接官の質問の意図を完全に間違えています。
なぜ「今まで一番大変だったことは?」という質問をするのか
それではなぜ面接官が「今まで一番大変だったことは?」と質問するのかについて教えましょう。
面接官がこの質問をする理由としては次の二点です。
- この人はどんなことを「困難」と感じるのか?
- その「困難」に当たってどんな解決をしようとしたのか?
まず最初の「どんなことを困難と感じるのか」についてはその人が何に対してストレスを感じるのかといったことを確認されます。
例えば「部下を数人抱えていた時には密にコミュニケーションを取ることでなんともなかったが、部下を50人抱えることになって一人一人の管理が上手くいかなかった」という人もいれば「前職入社時に毎日終電まで残業というのが大変だった」という人もいるでしょう。
この回答については特に良し悪しはないです。大変だったと思うことをいくつか事前に考えておきましょう。注意点としては主観的で伝わりにくいもの(上司がパワハラ、ノルマが多いなど数値化しにくいもの)にならないようにすることです。
そして「その困難に当たってどんな解決をしようとしたのか?」というものが実はとても重要です。
前述の例で言うとこんな感じです。
「部下を数人抱えていた時には密にコミュニケーションを取ることでなんともなかったが、部下を50人抱えることになって一人一人の管理が上手くいかなかった」
→「10人単位でグループを形成させてその中にリーダーを起き、自分の分身のように活動させるようにした」
「前職入社時に毎日終電まで残業というのが大変だった」
→「自分や周囲のやっている作業を徹底的に洗い出して効率化出来るように仕組みづくりをして3ヶ月で毎日2時間早く帰れるようにした」
面接官は「困難があっても解決能力が高く、自主的に動ける人」という人材が欲しいので、困難に当たって取り組める人かどうかが知りたいのです。
先程の「営業ノルマが異常に高くて大変でした」「残業が多すぎて自分の時間が取れず大変でした」「上司が一部の人をひいきにするので私も含め他の人たちは大変でした」というのは主観的で伝わりにくいのと「ただの愚痴」として終わってしまっているところがNGなんですね。
(まとめ)
「今まで一番大変だったことは?」の回答は「大変だったこととどうやって解決しようと動いたか」をペアにして考えましょう。
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