「これからの時代は手に職を」ということで未経験だけどIT企業に業界に転職したいという人は多いです。
実際に求人サイトで求人情報を見てみると多く目に入ってくるのが「未経験OK」「未経験者歓迎」の文字。
未経験者歓迎求人が多いとは言え、「本当にやっていけるのか?」「ブラックなのではないか?」「そもそもどんなことを事前に勉強しておけばいいのか?」など不安は尽きないでしょう。
私自身、飲食業からIT業界に転職したので、その体験談も踏まえてまとめます。
そもそもIT業界とは?
ざっくりと「IT業界」と一括りになってしまうことが多いですが、実はITの中でも業種はさまざま。
技術系人材会社「パーソルテクノロジースタッフ株式会社」のメディアU_29によると大枠では以下のように分類されます。
- ソフトウェア業界:コンピューターやアプリなどのソフトウェアを取り扱う仕事
- IT情報サービス業界:データ分析やソフトウェアの保守などの仕事
- 通信サービス業界:音声やデータなどの通信サービスを取り扱う仕事
- WEBサービス業界:インターネット関連の仕事
(参照:IT業界にはどんな仕事がある?)
この中で私が転職したのは「WEBサービス業界」です。
IT業界と一口に言ってもこれだけの大きな区分があり、その中でさらにITエンジニア、デザイナー、営業、経理など諸々の職種に区分されていきます。
未経験で転職できる?
実際に私が飲食業界から未経験で転職したので明言できます。
未経験でも転職は可能です。
私が特殊なわけではなく、私の周辺にも以前は不動産の営業をやっていた、アパレル店員をやっていたという人もいて未経験でも前職は様々というのが実態です。
IT企業の求人に「未経験歓迎」が多いのはなぜ?
求人サイトを見ているとITは「未経験OK」採用のことが多い傾向にあります。
どうしてこんなに未経験を歓迎できる体制があるのでしょうか。
答えは非常に簡単で「IT業界は伸びしろのある業界のため」です。
業種によって多少の違いがあるものの、IT業界はここ10〜20年で急激に伸びてきた分野。
増えていく求人に対して業界を経験した人が相対的に少ないです。
そこでIT企業の多くは「未経験でも伸ばせそうな人」を見据えて採用活動をしています。いわゆる「ポテンシャル採用」というものです。
求人を見て「未経験歓迎が多すぎて怪しい」と思う人もいるかもしれません。
ただ、この「未経験歓迎」の文字を除いてしまうと、そもそも経験者の絶対数が少ないためびっくりするほど募集が少なくなってしまいます。(体験談です(汗))
求人票の多くは「未経験歓迎、経験者優遇」となっているはずです。
企業の本音としては「経験者が欲しい」なのですが、応募に来る経験者の数が足りていないという現実からこのような未経験者歓迎の求人が多くなっています。
また、未経験転職の場合、リクルートエージェントなどの転職エージェントの活用をオススメします。
私はIT業界に入ってから面接官も経験していますが、未経験だけに業種をよく分かっておらず、私の働いているウェブ業界で言うと「パソコンが好きです」といった少しズレた志望動機などをアピールをする人が多いのも事実です。
転職エージェントを利用すると面接の練習などを事前に実施してもらったり、業界や企業に関しての知識(※)を共有してもらうことができます。
(※どんな資格が必要なのか、どんな勉強をしておくといいのか、会社としてどんな人材が求められているのかなども聞けます)
事前に諸々の対策を打っておくことにより、他の志望者と差をつけて内定率をグッと高めることができるのでオススメです。
未経験転職は年代が重要
IT業界に限ったことではないですが未経験転職は年齢がかなりの肝になってきます。
- 20代:問題なし(私も27歳の時に転職しました)
- 30代前半:かろうじて可能
- 30代後半〜40代:不可能ではないが簡単に採用してくれるところは少なめ
年齢を重ねれば重ねるほど未経験転職は厳しくなります。
転職を検討しているのであれば早めに活動を開始しましょう。
ブラック企業であるという可能性もあるので注意
伸び盛りなので求人が多い反面で気にしておかなくてはいけないのが「未経験歓迎」の企業にはブラック企業の場合もあるということです。
前述の通りIT系企業は急発展している業界なので基本的にどの会社も人が足りません。
人手不足の中できちんと人材や勤務体系を整えようとしているのが優良企業、人材は関係なく利益だけを追求(あるいは既に自転車操業ということも)しているのがブラック企業です。
ブラック企業の場合は人を使い捨てのように考えて採用活動をしているので、経験があろうがなかろうが関係ありません。
ただ求人票を一目見ただけではブラックかどうかなんてわかりませんよね。
求人サイトに「私達の会社は残業が多いですが残業代は出ません」「休みが月に2日しかありません。根性のある人歓迎」などと書くわけにはいかないので(笑)、実態はなかなか分かりにくいものです。
そこでキャリコネのような評判サイトを使ってきちんと社内情報を集めておくことが重要です。
事前に第三者の視点で会社を見ることができればブラック企業に当たる確率がぐんと減ります。
ここでは割愛しますが別項目に詳しくまとめたので参考にしてみてください。
参考:転職先がブラック企業かどうか見分けるには企業の評判サイトを絶対使うべき
未経験でIT転職する方法・まとめ
まとめです。
- IT企業はここ最近の業界なので求人に対して経験者数が少なく未経験者歓迎の求人が多い
- 未経験転職は年代が重要、できるだけ早めに転職活動をする
- IT企業の中にはブラック企業も多いので事前に調査をする
転職前の基本的な事前調査や対応を忘れなければ、未経験でも十分に活躍することは可能です。
もし転職の段取りが決まっていなかったら
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