【正社員必見】定時で帰れる仕事の会社に転職するには

日本人の多くの正社員が働く上で不満に思っている残業問題。

会社の中にいる周りの人に残業の話をすると、口をそろえて

「定時に仕事を終わらせて帰りたい」
「残業したくない」

と言うのに実際にはみんななかなか帰らないという不思議。ここがフラストレーションになって転職したいと思う人もいるでしょう。

私自身、前職の飲食業で残業が多すぎる・休みがないのが嫌で転職しました。

転職を考える際に「ともかく残業をなくしたい」「定時で帰れる会社に行きたい」ということを主眼に置いている人も多いでしょう。

今回は私の経験を元にどうやったら定時退社できる会社（あるいは残業の少ない会社）を探すことができるのかをまとめます。

定時退社できるのは職種・業種ではなく「会社」の話

残業のない（少ない）職種というのもあるにはあります。
ただ、考えてほしいのは「残業の少ない職種=自分のやりたいことかどうか」「残業の少ない職種=自分ができることかどうか」という点です。

例えば「公務員や開業医は残業が少ないです」と言われてもいきなり公務員や開業医になれるわけではないですよね。
（いずれも絶対なれないわけではないですが、残業なしのために転職するかと言うとそうではないのはイメージしやすいでしょう）

「どの職種・業種が定時退社できるのか？」という観点で考えてしまいがちですが、定時退社に関しては職種や業種の問題ではなく会社の問題です。

私は現在IT業界で働いていて、前職の飲食業に比べると残業が圧倒的に少なくなりました。

この「飮食からITに転職して残業が減った」話だけを聞くと「IT業界は狙い目なのかな」と思う人もいるでしょう。

ただIT業界の話だけで言うとIT業界は基本的にハードワークな業界で、会社によっては深夜まで働いているなんて言うところもざらにあります。

そんな中でも私が働いているような残業の少ない会社（少なくしようとしている会社）もあるので、結局のところ業界ではなく会社単位で探すのがベストです。

もし現在の職種や自分の好きな職種で残業の少ない会社に転職できれば、これまでの仕事の経験が活かせたり、好きな仕事ができて残業も減るので一石二鳥です。

転職サイトの「定時退社」という言い回しに要注意

転職サイトで「定時」や「定時退社」等で検索を掛けてみると結構な数の会社が表示されますが、ここで注意しなくてはいけない点があります。

転職サイト内の検索結果では会社紹介の文章の中から検索をかけているにすぎないので、よーく見てみると定時退社が出来るわけではないことがあります。

例えば以下のような言い回しです。

• 定時退社を会社として推奨
• 定時で帰れることもある
• 基本的には定時退社を目指している

…など。

もちろんこの中にも良心的な会社もあるとは思うのですが、ちょっと斜めに構えた見方をすると、

• 定時退社を会社として推奨　→　推奨しているだけで実現していないかもしれない
• 定時で帰れることもある　→　（3ヶ月に1回くらい）定時で帰れることもある
• 基本的には定時退社を目指している　→　定時退社を実現しているとは言っていない

どれも怪しく見えてきますよね（笑）

高い確率で定時で帰れる仕事を探す方法を知っておこう

転職サイトを使ってはいけないということはありません。

ただ転職サイトに掲載されている定時退社や残業の情報が本当に正しいのか裏取りをする必要があります。

1.実際の社員の口コミを見る

転職サイトを使って転職をする場合には、「キャリコネ」のような会社の評判サイトを使用して、「本当に残業がないのか？」を確認します。

ちなみに私も登録した際に前職の飲食業の会社を調べてみましたが散々な書かれようでした（笑）

実際に今の自分の会社の情報を見てみることで信憑性を感じることができます。

2.転職エージェントを使う

また、転職サイトではなく転職エージェントを利用すると、最初に自分がどんな会社に転職したいのかを聞かれるので「残業がない会社」と率直に転職エージェントの担当者に伝えると、残業のない（または少ない）会社を探してくれます。

転職エージェントのコンサルタントであれば、転職先の会社の残業状況など把握しており「この会社は月間でこのくらいの残業時間です。いかがですか？」など具体的に紹介されます。
（私はそのような感じで聞かれました）

そして転職エージェントの情報をさらに口コミサイトを利用して情報の正確性を高めていくと、より精度が高くなります。

いろいろな角度から情報を集めていくと高い確率で残業のない会社に出会うことができ、ストレスのない転職ができるのでオススメです。