転職を繰り返しながらも「今度こそ腰を据えられる就職先を探したい」と思っている人は多いのではないでしょうか。
そうやって考えているにも関わらず実際に転職をしてみるとやっぱり再び短期間で辞めてしまったり…といったようなことがあります。
人によって転職を繰り返す理由はさまざま。
行く先行く先でなぜかパラハラ・セクハラ上司が必ずいたり、ブラック企業で精神的に参ってしまったり…など色々なものがありますので一概に「転職を繰り返す=悪」とは言い切れません。
ただし、日本の市場では転職を繰り返している人はネガティブに見られ、採用率も下がります。
今回は転職を繰り返してしまう人がどうすれば腰を据えて仕事ができる職場にたどり着けるのかについて考えてみましょう。
転職を繰り返す人は「すぐ辞めるのではないか」と思われる
一番最初に「転職を繰り返すとなぜネガティブイメージが付くのか」について説明します。
私は現職で面接官をやっていますので、履歴書の職歴が短期間で変わっている人をよく見かけます。
その時に面接官として率直に思うのは「この人を採用してもすぐ辞めるのではないか?」ということ。
応募者の方はあまり考えることがないかもしれませんが、採用費というのはお金と時間がかかります。
お金と時間を掛けて数人の枠の「長く続けてくれそうな人を雇いたい」と会社では考えているので「すぐ辞めそうな人」を雇うのには勇気がいります。
もちろんずば抜けた能力があれば別ですが、そういった人はほんの一握りでほとんど存在しません。
ちょっと能力の高い人で転職癖のある人と、能力は普通で長く勤めあげている人であれば、私は長く勤めあげている人の方に惹かれます。ちょっとくらいの能力の差であれば時間を掛けて教育すれば埋められるからです。
転職を繰り返す人には情報収集が不足している
転職を繰り返す人が市場で不利に働くのは前述のとおりです。
ただ、転職を繰り返す人からすると「別に辞めたくて辞めているわけじゃない」「ひどい企業にやたらと当たってしまう」という言い分もあるのではないでしょうか。
そこで転職を繰り返す人の3つの大きな特徴をピックアップしてみましょう。
- 感情的
- 理想が高すぎ
- 情報収集不足
まず最初に「感情的」。
性格に起因するところも大きいので根が深め。
ちょっと嫌なことがあると「この会社はダメだ、辞めよう」となってしまうような人です。そういった人はそもそも「今、辞めるべき時なのか」ということを立ち止まって考えるべきでしょう。
振り返ってみると辞めた会社の中でも「あの会社はちょっと良かったな」ということもあるはずです。
次に「理想が高すぎ」。
会社の嫌なところを発見しては「もっと良い職場があるのでは」と考えてしまうような人です。
冷静になって考えてみると当たり前のことですが、給与・人間関係・労働環境などすべての項目について満点を取れるような会社はほとんどありません。どんな職場でも何かしらの欠点があることがほとんど。そこを前提としておかないと隣の芝がとにかく青く見えてしまい転職癖が抜けなくなるでしょう。
そして最後に「情報収集不足」。
会社のホームページなどを見ただけで済ませていないでしょうか。会社のホームページには当然のことですがポジティブな情報しか掲載されていません。
「残業が多い会社でハードワークを推奨」とは書かず、「若手でも大きな仕事を任せられる」とかそんな書き方をしていますよね。
会社の公式サイトしか見ていないとそのギャップに苦しむことが多いので、転職エージェントに労働環境は実際にどうなのか聞いてみたり、転職の口コミサイトなどを利用して裏側の情報収集は怠らないようにしましょう。
ここをしっかりと行うことでブラック企業に当たる確率も格段に減らすことが出来ます。
もし転職の段取りが決まっていなかったら
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転職はどれくらい情報を掴めるかがカギになっているので転職サイトと転職エージェントに登録して求人幅を広げ、口コミサイトで会社の情報収集をするいう方法をおすすめしています。(すべて登録無料)
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