転職求人サイトに登録してしばらくしてから「スカウトメール」「オファーメール」という名称のメールが届くことがあります。
WEB履歴書を登録して「転職活動、うまくいくかな…」と不安な時に「スカウトがあります」「オファーがあります」といった文面のメールが届くとすごくワクワクしますよね。
ただ実際に封を開けてみると自分の希望している職種とは全然違う内容の求人が届くことの方がほとんど…。
そんなメールが繰り返し繰り返し来るたびに頭をよぎるのは
「これって本当にスカウトメールなの？」
という疑問。
なぜこういったことが起こるのでしょうか？
実質「スカウト」ではないものがほとんど
企業の採用担当者が優れた人材を探し、求人サイト内のデータベースを検索してあなたの履歴書を見る。
その履歴書を見た採用担当者が「この人は素晴らしい人材だ。是非当社に入社して欲しい」と思い、スカウトメールを送る・・・
「スカウト」と聞くとこんなイメージを思い浮かべてしまいますよね（笑）
でも実際に多くの人に来るスカウトメールは非常に自動的なものと想定されます。
採用担当者が「◯◯の経験がある人物」と求人サイト内のデータベースを検索して、対象者一覧が出てきたので求人メールを一括送信する。
本当の裏側は会社によって異なる部分もあると思うので細かい部分は違うかもしれないですが、スカウトメールと自分の希望とのマッチ度の精度の低さを考えるとほぼオートメーション化していると考えても問題ないでしょう。
スカウトなんていう美味しい話はそうそうないと考えた方がいい
もちろん全部のスカウトメールがオートメーション化しているわけではなく、本物のスカウトもあります。
例えばリクナビNEXTで言うと以下のような説明があります。
※リクナビNEXTでは「スカウト」ではなく「オファー」という呼称。
プライベートオファー：個別に面接・面談の申し込み
興味通知オファー：あなたに興味があります
オープンオファー：求人をみてください。説明会に参加しませんか？
（スカウトで転職ならリクナビNEXT[リクルートキャリアの求人・転職サイト]）
この3種類のオファーの中で「ぜひあなたに我が社に来て欲しい」というのは「プライベートオファー」のみ。
そして更に落とし穴があって「プライベートオファー」の中には企業からのオファーではない転職エージェントからのオファーも含まれています。
プライベートオファーとは…
あなたが登録したレジュメの職務経歴やスキル・キャリアプランなどを見て、求める経験やスキルを持っていそうだと感じた企業、および転職エージェントから届く「個別面接」の案内です。企業からのオファーに返信をした場合は、書類選考が免除され、面接を受けることができます。
プライベートオファーの確率でさえレアなものなのに、その中でも企業からのものは更に少ないという事実。
もちろん来る人には来るんでしょうが、普通の人はそこまで期待しない方がいいでしょう。私も求人情報サイトに登録したことがありますがプライベートオファーのようなものは来たことがありません（笑）
求人情報サイトは自分自身でゆっくり仕事を探せるという特長もあるのですが、そもそも求人サイトに掲載されている求人数は転職エージェントと比較すると非常に少ないです。
（実際に同じ会社でも30倍くらいの差があることも。参照：転職市場で非公開求人はなぜ多いのか？ 怪しくない？）
そして今回まとめた通りスカウトメールの期待値は全然高くありません。
今の時代、求人サイトを使うメリットはほぼなく、転職エージェントを使った方が転職がスムーズにできる可能性が高くなります。
もし転職の段取りが決まっていなかったら
オススメしたいサイト
これから転職を始めようという人にオススメ転職関連のサービスを紹介します。まだどうやって転職を進めるか決まっていない場合に参考にしてみてください。
転職はどれくらい情報を掴めるかがカギになっているので転職サイトと転職エージェントに登録して求人幅を広げ、口コミサイトで会社の情報収集をするいう方法をおすすめしています。（すべて登録無料）
求人最大手リクルート系列の運営する転職サイトです。日本最大級の転職サイトなのでここにしか掲載されていない限定求人が87%も。転職を始めようと思った時にはまずはここから。自分の強みが簡単に把握できる「グッドポイント診断」もおすすめです。
リクルートグループの強みもあり、扱っている非公開求人数が9万件以上。転職エージェントの中でも圧倒的な件数があるのが特長。また土日や平日の夜20時以降も相談できる体制ができている ので忙しい方にも使いやすい会社です。30万人以上の転職成功実績があり、多くの人が年収アップに成功しています。
