転職活動で履歴書などを書く前に必ずと言っていいほど言われることが「自己分析をしましょう」ということ。
言われるものの、実際にやってみると色々な問題が出てきます。

「なにを分析すべきなのかわからない」
「そもそも自分の強みと思えるものがない」
「挙げていっても将来的にどうしたいのかわからない」
「自分の適性がわからない」

・・・など、自分のことなのにいざ考えだすと分からないということは山のようにあります。

今回は自己分析の段階でつまづいてしまって立ち往生している人向けに要点をまとめてみます。

自己分析で考えたいポイント

自己分析系のサイトを見ていると考えなくてはいけない項目が多すぎて混乱する人が多いので、特に重要な5つの項目に絞って考えましょう。

  1. 自分の強み・弱み
  2. 過去の成功体験・失敗体験
  3. 自分の持っているスキル(資格でもいいですし「こういうことができる」というものでもいいです)
  4. 希望する働き方(残業したくない、からキャリア展望までどんなものでも)
  5. 将来こうなっていたいという展望

根を詰めて考え過ぎるとなにも思い浮かばなくなってしまうことがほとんどなので、あまり深く考えずにピックアップしていくのがポイント。
大きい紙を一枚用意して箇条書きで思うがままに書いていくといいでしょう。

この項目自体は誰かに見せるものではないのでともかく遠慮しないことです。

またピックアップする際にはそれに付随するエピソード(理由)も添えておくことも重要です。
例えば「強み:継続力があること」というのであれば、「社会人から健康のために始めた週末のジョギングを3年間続けている」といったようなもの。理由付けをしないと自分のただの願望に偏ってしまうことがあるので注意しましょう。

あなたを採用するのはあくまで「他人」ということを忘れない

一通り書き溜めていって「もうさすがにこれ以上なにも思い浮かばない」というくらい考えると、書いた内容もある程度のボリュームになってきます。
多くの人がここで満足して、いざ求人にエントリー…と挑みますが、自分で考え終わった段階で自己分析を完了してはいけません。

自分でピックアップした項目を頭の中に入れた上で転職エージェントに相談しましょう。
※友人や家族でもいいという人もいますが、友人・家族の場合、遠慮が出てしまって本音が聞けないこともあるのであまりおすすめしません。

わざわざエージェントを使って相談する理由はシンプル。
これから転職活動をする上であなたの提出した書類を見て、面接して、採否を決めるのはあくまで「他人」だからです。
「他人」が評価するものに関しては「他人」に見てもらった方がより客観的な評価を得ることが出来ます。

そもそもあなたが強みだと思っていることは本当に一般的に強みなのか?
逆に弱みだと思っていることが世間的に強みになることはないのだろうか?

・・・など、自分が思っていることと他人が思っていることというのは案外ギャップが大きいものです。
多くの人はこの視点が抜けていて「自分が良いと思ったもの=他人も良いと思っているもの」と考えてしまいがち。自分の考えと他人の考えの乖離が大きければ大きいほど転職活動で採用される確率は低くなってしまいます。
自分と他人との乖離をできるだけ埋めるという意味でエージェントに相談するのは効果的です。

自己分析に限ったことではないですが、転職活動において自分で考えたことは一旦「他人」目線を持った上で採用試験本番に臨むことをおすすめします。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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