転職面接の一番最初の導入部分「自己紹介」。
普段生活をしていて自己紹介をするシーンもあまりないので、いざ改まってやるとなるとちょっと戸惑ってしまいますよね。
自己紹介はあくまで面接の導入部分なので、気を付けるべき点はそこまで多くありません。
私は会社で面接官もやっているので面接官視点から見て「どういう点に注意すべきなのか」も加味してご紹介します。
自己紹介は簡素に、元気よく
自己紹介はあくまで「面接官と求職者の最初の顔合わせ」部分。冒頭に書いた通り気をつけるべき点はそこまで多くはありません。
気を付けなくてはいけない点は以下の通り。
- 簡潔にまとめる(要点を抑える)
- 元気よく、はっきりと
これだけで十分です。逆に言うとここを抑えられていないと導入の印象が悪いです。
特に「簡潔にまとめる」部分は重要。
通常自己紹介は2〜3分でまとめるものなのですが、話があちらこちらに脱線して長くなる人も結構います。
話が長い人に共通して言えるのが「長すぎて何を言いたかったのかが分からなかった」ということ。
面接はその人の能力を推し量るという部分もありますが、面接官からすると「一緒に働くことになったら要点のしぼられていない話を延々と聞くことになるのかな…」と不安になってしまいます。
面接官が気になる部分はこのあとの面接で深掘りして質問されることになるので、自己紹介では要点を簡素に。
自己紹介で説明するときの例
2〜3分で自己紹介をするのが一般的なので話すことも自ずと限られてきます。
- 氏名
- 前職でどんなことをしていたのか(どんな成果を出していたのか)
- 何故応募したのか
- よろしくお願いいたします
当てはめてみると次のような感じでしょうか。
田中一郎と申します。
前職では飲食店の店長をやっておりました。仕事としては主に店舗の数値管理、アルバイトなどの人材管理と教育などを中心に実施しておりました。特にアルバイト管理においては一緒にご飯を食べに行ったり細かいコミュニケーションを取ることによって、どの店舗でもアルバイトさんの稼働率を前店長時よりも10%以上上げることに成功しました。
業界は未経験ですがウェブ制作のジャンルに将来的な可能性を感じ、現在独学で勉強しています。ゆくゆくは会社のリーダーとなり、元店長時代に培ったコミュニケーション経験を活かし、部や会社をまとめていきたいと思っています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
※名前や内容についてはフィクションです。サーッと書いてみただけなので上記の自己紹介はまだまだ粗さがあります。
前職でやっていたことは簡素にいくつも並べない、前職で得られたことを今回の職にどう活かせるのか、などを盛り込むことが重要です。
自己紹介は一度エージェントに聞いてもらう
自己紹介は一度作成したらぶつけ本番で行くのではなく転職エージェントに実際に聞いてもらうのがいいでしょう。
おそらく最初に履歴書や職務経歴書のチェックなどを行ってもらうと思うので、その際に自分の考えている自己紹介を確認してもらって、強みを適切にアピールできているかを確認してもらうといいでしょう。
転職活動が上手くいかないケースの一つとして「自分がアピールしているポイントと企業が求めているポイントがマッチしていない」ということがあるので、確認してもらったほうが絶対に得策です。
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