「面接の自己PRが苦手」という人は多いです。
元々日本人の中に謙遜するという文化があることも影響しているのでしょう、自分の強みを堂々とアピールできずに面接官から物足りなく感じられてしまうことが面接の場では多いです。
本人からすると謙遜しているだけなのですが、面接官からすると印象に残らず不採用となってしまうなんてことも。
「あまりアピールしすぎるのは図々しいのでは?」「そんなにアピールポイントがない…」と懸念している人も多いかもしれませんが、転職の市場では少ないパイの奪い合いをするまさにサバイバルです。
今回はサバイバルを勝ち残るためのポイントを説明します。転職を勝ち取りに行きましょう。
資格よりもポートフォリオの方がいい
「自己PR」というとすぐに「資格」を思い浮かべる人がいます。
もちろん資格が必要な業界もありますのでそういった業界においては資格をとることが必須になります。
ただ、資格を必要とされない業界において、資格はほとんど意味を持ちません。
私も採用担当者として面接官をやっていますが、資格について聞いたことはほとんどないです。あるにしても自分に知らない変わった資格があった場合のみ。
資格は一般的に試験などの一発勝負で行われることが多いです。現場の人間からしてみると「資格を持っていても実務に携われるかどうか」がよくわからず魅力を感じないのです。
資格をアピールするくらいであれば自分の前職などのポートフォリオ(デザイナーさん等が自分の作品などをまとめたもの)や職務経歴書に力を入れた方がいいでしょう。
ここで注意しなくてはいけないのが奇をてらったものにしないということ。
よく「面接官は同じようなテキストを見ているのでちょっと変わった装飾などをした方が目立つ」として変わったものを出そうとしている人がいますが、全く意味はありません。
ウケる人にはウケるのかもしれませんが、少なくとも私だったらビジネスシーンで変わったものを作る人はどうかなと思ってしまいます。貴重な機会なので余計な賭けに出ないようにしましょう。
数値を用いて自分の実績をアピールする
アピールの方法については以前まとめた「転職面接の志望動機」の部分と重複するので抜粋します。
「自分が今までやってきたこと」と「この会社に入社できたらやりたいこと・貢献できること」を組み合わせていくのがベストです。
(転職面接の志望動機はどのように答えるのがいいか)
「自分が今までやってきたこと」については具体的な数値を挙げられればベストですね。
例えば以下の3つを比べてみてください。
- 「私は店長時代に販促活動に力を入れ、店の売上に大きく貢献しました」
- 「私は店長時代に販促活動に力を入れ、店の売上に大きく貢献しました。前年売上比150%の売上という成果を出しました」
- 「私は店長時代に販促活動に力を入れ、店の売上に大きく貢献しました。前年売上比150%、2000万円の利益向上という成果を出しました」
一番最後の数値の出し方の方が聞いている方にはイメージしやすいですよね。
数値を付けて自己PRをすることは「具体的に自分の活動をイメージしてもらえる」ということの他に「数値を意識して仕事している人」という認識もしてもらうことができます。
まとめたものは必ず添削してもらうこと
自己PRで一番怖いのが「自分の強み」をきちんと相手に伝えられていないということ。
一度紙に書いてまとめてみたら転職エージェントに添削をしてもらいましょう。一番最初の面談の際に大小含めて自分がやったことの棚卸しをしておくと便利です。
自分がアピールしたい部分と、相手の心に響く部分というのはまた違うものなので、客観的に見た自分の強みはどこなのかを知っておくといいでしょう。
もし転職の段取りが決まっていなかったら
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