どんな企業でも、社員の中にひとりは「この人素敵だな」「こういう風になりたいな」と思えるような社員の人がいますよね。大抵の場合、会社に重宝されているような人材です。
会社によって事情は異なるものの、そういった人はどこの会社・どこの業界に行っても重宝されます。
では、その人達は一体どうしてそこまで重宝されるのでしょうか?
実際に間近で見ると「生まれ持った才能があったのでは?」と錯覚してしまうようなことがありますが、蓋を開けてみると決して生まれつきの才能ではありません。
そこで今回は「どの会社でも重宝される人材」について深堀りしていきます。
もし会社にそういう人材がいたら今回挙げるポイントと見比べて観察してみると分かりやすいですよ。
学歴・資格・英語力といった具体的な能力と「会社の重宝」は別
「重宝される人」というと「学歴」「資格」「英語力」といったような数値化できる目に見えやすいものを思い浮かべる人がいます。
もちろんそれらの能力はあったらあったで多少評価されるでしょうが、会社に重宝される理由としては非常に弱いです。
成果主義が浸透するにつれ「学歴」「資格」「英語力」と「仕事の実力」は伴わないことをほとんどの人が理解しています。
もし、これらが会社に必要とされる理由だと強く思っている場合はその考えを改めたほうが良いでしょう。
もちろんあってマイナスになるものではないですし、必要とされる業種もあります。ここで言いたいのはあくまで「決め手になるものではない」ということです。
人間的な部分でバランスがとれている人が多い
それではどんな部分が重要視されるのかというとズバリ「人間力」です。
「人間力」と言っても、生まれ持った性格などではなく、誰でも今すぐできるようなものです。
例を挙げてみましょう。
- 約束を守る
- 困っている人の手助けをする
- 期限を守る・時間を守る
- 嘘をつかない
- 自分の不平不満のコントロールができる
いかがでしょうか? とても当たり前のことですよね。
ごく当たり前のことではありますが、実は完璧に全てこなせる人はほとんどいません。
逆にこの多くを実践できる人は周囲の人に信頼され、その結果、みんなの信頼されるリーダー・まとめ役になり、会社に必要とされていくことが多いです。
当たり前のことを当たり前にやることを目指す
当たり前のことばかりで「何を言ってるんだ」と思われる方もいるかも知れません。
ただ、実はこの「当たり前」というのが厄介で当たり前のことすらできていない人が本当に多いんですね。
例えば「期限を守る・時間を守る」というのは新入社員の最初の研修で学ぶようなことですが、できていない人が非常に多いです。
当たり前のことを当たり前にこなせば信頼は少しづつ溜まっていき、それが出来ない人は簡単に信頼されなくなります。
「重宝される人」というのはその信頼をじっくりと積み上げてきた人なんです。
もし「できていなかったな…」と思い当たる所があればぜひとも今日から取り組んでみてください。
「重宝される人」への一歩を踏み出してみましょう。