最近では日本も外国人観光客が増えてきています。
日本語が話せる外国人が多いということであれば良いのですが、必ずしもそういうわけではありません。
(というか、そうではないことの方が多いような気がしています)
飲食店に務める際に特に世界的に使用している人口の多い英語は必須となるのかをここで書いてみたいと思います。
外国人側からの視点
東京オリンピックのプレゼンの際に滝川クリステルさんの「おもてなし」というアナウンスが非常に話題になりました。
日本では「おもてなしの心」を重視しており、サービスも充実していますよと言ったニュアンスが感じられます。
ところが先日、とある新聞の紙面で「外国人側から見てこんなところが日本のおもてなしが不足している」といったような記事がありました。
その中に、まさに言語の問題があったのです。
日本は島国ということもあり、特に英語を喋れなくとも過ごしていけます。
一般的には飲食店の最初のスキルセットとして「外国人と英語で喋れなくてはいけない」というものはありません。
ただ、海外からの観光客が増えてくると前述のような「言葉が通じない」という外国人側からの不満も出てくるのです。
私の英語を使った接客体験
「言語が通じない」という不満が取り上げられてはいたものの、私が飲食業をやっていた際に英語を使ったことはほとんどありませんでした。
おそらく両手で数えられる程度の回数です。(ちなみに私も英語は全然出来ません)
一つだけ強く印象に残っている接客体験をここで紹介します。
ご来店された外国人のお客様にメニュー表を指さされ
「How much?」(これいくら?)
と聞かれました。
さすがに「ハウマッチ」くらいは分かるので数百円だったそのメニューの価格を伝えようと
「Four hundred yen」
とぎこちなく伝えたところ、紙とペンを出され「何言ってるか分からないからここに書いてくれ」といったような旨のことを伝えられました・・・。
そして渋々と「頑張ったのに・・・」と思いながら紙に「¥400」と書く私・・・苦い思い出です(笑)
この体験から(ちょっと前向きになって)考えられるのは会話以外でも伝える方法はあるということです。
価格であれば紙に書いて伝えられますし、食べ方等であればジェスチャーでも伝えられます。
運営している場所によって出てくる違い
私の場合は、チェーン店であまり観光の対象になるようなところでもなかったので数年働いてそれくらいの接客経験しかありませんでした。
一方で海外からの観光客の方は増えているので、観光名所となりやすそうな場所(イメージですが浅草とか)ですともしかすると外国人の方と接する機会が増えるかもしれません。
日本の飲食店で英語が必須ということはほとんどないかと思いますが、喋れることで損はないですし、むしろ今後はどんどん強みになってくるでしょう。