今アメリカで「ファストカジュアル」という外食スタイルが浸透しています。
日本ではあまりその名前を聞くことがありませんが、実際にどういうものなのか調べてみました。

「ファストカジュアル」の意味

ファストカジュアルとは、ファストフードとファミリーレストランの中間の新業態で、アメリカでは外食業界で一番伸びている業態でもある。 ファストフードより高価格で注文からの時間は長く、ファミリーレストランより低価格で待ち時間を少なくしたもの。店内で食事を採れるものもあれば、持ち帰りも可能である。
ファストカジュアル – Wikipedia

ファミレスよりも手軽で、ファストフードよりも高級感のある「いいとこ取り」の業態です。
また価格がファストフードより高いということもあり使っている素材にこだわりがあるのが特長。
お店にもよりますが、新鮮な野菜を使った料理をする、動物性タンパクを使用しない、などにこだわっているところもあります。

アメリカで広まっている背景

アメリカで今広まっている背景として日本と同じく「食の安全」への意識や、健康志向が強まっていることが挙げられます。
元々ファストカジュアルのお店は肉料理も扱っているのですが最近はヘルシーさを売りにしている野菜料理が人気が高いです。

アメリカで台頭しているチェーンが実際にどんなものなのか写真と一緒に見てみることにしましょう。

・テンダー・グリーンズ(カリフォルニア州)

Tender Greens
http://www.tendergreens.com/

公式Twitterに料理の写真を掲載しています。

「meatless Monday」(肉なしの月曜日)とあるように、野菜を中心に売り出していることが伺えますね。

 
・ベジー・グリル(カリフォルニア州)

VeggieGrill
http://veggiegrill.com/

こちらも公式Twitterから。

こちらはユーザーが食事をした様子。やはり青々とした写真になっており、ヘルシーで美味しそうです。

日本の「ファストカジュアル」の現状は?

そんな中で日本の「ファストカジュアル」はどのくらい進出してきているのでしょうか?
「ファストカジュアル」の名前そのものを耳にすることが少ないので全然進出してきていないと思われる人も多いかもしれませんが、実はそういうわけでもなく、「サブウェイ」や「モスバーガー(緑モス)」が日本のファストカジュアルとして挙げられます。
「素材にこだわっていて、ファストフードよりもちょっと高級感がある」というのを念頭に置くと想像しやすいでしょう。

まだファストカジュアルという言葉そのものは浸透していません。
ただ、大手チェーン店の期限切れ食肉の事件など飲食店周りの様々な最近の出来事を見ているとこういった業態が浸透してくることもありそうですね。