2015年5月27日「第41回・日本の飲食業調査」2014年度総売上高ランキング上位250社が日経MJの紙面で発表されました。
動きの激しい飲食業の2014年度の売上高ランキング上位10社がどんな会社なのかを調べてみました。
1位 ゼンショーホールディングス(前年度1位)
「すき家」でお馴染みのゼンショーホールディングスが1位。
私が飲食をやっていた頃はすかいらーくやマクドナルドが1位だった気がするんですが、いつの間にかゼンショーホールディングスが総売上で1位になっていたんですね。
一番以外だったのが「すき家のゼンショー、最終損益25億の赤字へ。原因は?」で大赤字だと思ってたんですけども、これ「売上」のランキングなので赤字とかはあまり関係ないんですよね。
またすき家にばかり目が行きがちですがレストランなど、他の事業も行っているので売上が立っているというのもあるのでしょう
ゼンショーホールディングス
http://www.zensho.co.jp/
2位 すかいらーく(前年度2位)
「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」などレストラン業界の最大手。
不動の上位会社な気がします。
売上だけの数字を見ると5,113億のゼンショーに対して3,400億と比較的離されています。
すかいらーく
http://www.skylark.co.jp/
3位 日本マクドナルドホールディングス(前年度3位)
こちらも食肉の安全問題などで騒がれ、メディアでも売上が下がったと報じられていますが3位。会社の規模が大きいので、騒がれつつもまだこの立ち位置です。
上位2社が前年比売上の伸びが見られるのに対してマクドナルドは前年比伸び率▲14.6%となっています。こちらは売上に影響が出てきていますね。
問題の根っこが食品の原材料というのもあって売上に直結しやすいところ。
日本マクドナルドホールディングス株式会社
http://www.mcd-holdings.co.jp/
4位 日清医療食品(前年度4位)
病院や福祉施設・医療施設などを中心に食品を提供している会社。
ファーストフードの業種とはまた違った外食産業ですね。
上位にはこうした施設向けの飲食業も多く入っているのが特徴。
日清医療食品株式会社
http://www.nifs.co.jp/
5位 吉野家ホールディングス(前年度6位)
このサイトを運営していて今年一番前向きな話が多かった会社の印象があります。
こちらも前年対比プラスに転じています。
株式会社吉野家ホールディングス
http://www.yoshinoya-holdings.com/
6位 コロワイド(前年度10位)
甘太郎、NIZYUUMARUなどの居酒屋やLa Pausaなどのイタリアン店舗を展開している会社。
前年対比+20%となっており10位から6位に上昇しています。
株式会社コロワイド
http://www.colowide.co.jp/
7位 シダックス(前年度5位)
「カラオケ」のイメージが強い人もいるかもしれませんが、「レストランカラオケ」としての立ち位置を持っているのと、「シダックスフードサービス」という会社で工場・学校・オフィスへの給食宅配なども展開しています。
シダックスグループ
http://www.shidax.co.jp/
8位 エームサービス(前年度8位)
特定の店舗を持って事業展開するというよりも、企業・学校・病院などに対してフードサービスに加え、研修施設、スポーツ・エンタメ施設などに食品を提供している会社。
エームサービス株式会社
http://www.aimservices.co.jp/
9位 プレナス(前年度9位)
「ほっともっと弁当」「やよい軒」などを運営している会社。
業種自体はそこまで多くないようですが、この立ち位置。お弁当業界ではかなりの有力会社です。
10位 ワタミ(前年度7位)
色々と話題になっている会社ですが売上高では依然としてこの立ち位置にいます。
居酒屋だけではなく、介護職事業なども展開。
ワタミ株式会社
http://www.watami.co.jp/
まとめ
上位の会社の面々を見ているとニュースで話題になっているところもちらほらと散見されます。
悪評があるところもありながらも売上高がこうやって大きいところを見ると外食産業ってまだまだ色々な人に必要とされてるんだろうなと感じます。
産業そのものの中で働く人も、食べる人も、もっと幸せになれれば…と思う次第です。
(私は働いていた側だったので働く側をもっと大切にしてほしいな、なんて考えるわけですが)