飲食店で重要な職務の一つが「シフト組み」。
社員が全員のデータを取りまとめて組んでいることが多いですが、お店によっては店舗のリーダークラスのアルバイトの人が組むということもあります。
このシフト組み、やったことのある人であれば分かると思うのですが案外面倒くさいです(笑)
シフトを組む人の中には「この仕事つらいなー」と思っている方もいるのではないでしょうか?
そんな人のためにここではシフトの組み方について私の経験からまとめてみようと思います。
提出期限を出来るだけ早めにする
私の働いていたところではシフト確定10日前に提出、というのが基本で、そこからスケジュールを引いていくという感じでした。
最初からそういう決まりだったので特に働いている時には疑問を持たなかったのですが、早めに提出させるというのは非常に重要です。
というのも、店舗で十数人、もしくは数十人の人がいると全員が全員提出期限に間に合うということはまずないからです。
遅れる人も中にはいるという前提で早めに提出させ、進めていくとまとめるのが非常に楽になります。
またこの際にきちんと期限を守って提出した人を優先的にシフトに組んであげると良いでしょう。
「遅れる人もいる」という前提ではあるものの期限を守るというのは(働いている人という意味での)社会人としては当然のことなので…
人間関係・実力に注意する
シフトを組む際に気を付けなくてはいけないのが人間関係。
やはり何人もの人が働いていると好き嫌いは出てきます。
好き嫌いでシフトを組むわけにもいかないのですが、その度合があまりにもひどい場合は調整します。
と言っても、例えば同じシフトに入れるとお互いに言い合いが始まってお客様に迷惑をかけるとか、あまりに一緒に働かせすぎると片方がストレスで退職しそうとかそういった過度なレベルの場合です。
また人間関係以外にも気を付けなくてはいけないのが仕事の実力の部分。
アルバイトさんの中でも仕事が出来る人と出来ない人がいるのは事実です。
シフト的に本数は同じだけど、一つのシフトは強力で、もう一つのシフトは誰かに非常に負担がかかるシフトといったような場合はあらかじめそのシフトに入る責任者の人と話をしておきましょう。
事前に話をしておかないとシフトが発表になってから「これはどうやって(店を)回すんだ」となり、シフト確定後にまた調整をしなくてはならなくなります。あらかじめ話しておいて「大丈夫そうですか?」と確認しておくとこのような事態は防げます。
丸投げにしない
お店によっては店舗の事務所に一枚の紙を置いておいて「ここに入れる日を書いておいてください」という方法を行っているところもあるようです。
この方法は微調整をすればいいだけなので一見簡単にシフトが決められそうな感じですが、デメリットもあります。
シフトを書き込む人が最初から全体感を見てしまうので入れる日があっても「ここは入らなくていいや」という状況が生まれたり、「この日だとこの人がいるからシフトが楽そう・ダラダラ出来そう」「この人とは働きたくない」など見えない考えが出てくることがあります。
このような部分からシフトは個別で提出させた方がより調整はしやすいでしょう。
日頃のコミュニケーションは重要!
最後になりますがシフト作成は日頃のコミュニケーションが非常に重要な仕事になります。
シフトが埋まっていない時に「この日出られませんか?」と調整をしたり、「ちょっとキツめのシフトなんですが1時間だけ何とかなりませんか?」という交渉をしたり、重めに感じる人も多いでしょう。単純に声を掛けるだけではなく、普段の接し方によっても交渉が成立するかどうかが左右されるところがあるのでここも難易度が上がります。
ただ、店舗を左右するポジションなのでここを一人前にこなせるようになればかなりの交渉能力が身につくはずです。
飲食業はコミュニケーションありきなところがあるので、このポジションを獲得できた人はぜひとも極めてみましょう!