「飲食店店長や社員は休日が取れるのか?」という項目で軽く触れていますが、今回は長期休暇という観点で絞って考えてみようと思います。
大前提:飲食店の店舗に休みはない
まず前提として飲食店に休みはないということについて。
一般の企業であれば「年間休日120日」のような記載があった場合に、会社も同じく休み(営業していない状態)なのですが、飲食業の場合120日も休んでいたらお店が潰れてしまいます。
そこが大きな落とし穴で、自分が休んでいる時も会社(お店)は動いているということを念頭に置きましょう。
もちろん週に1回定休日を設けているお店もあるでしょうが、それでもせいぜい週に1回です。
長期休暇取得の現状
その大前提から考えてみると理解できるかと思いますが、長期休暇の取得はなかなか難しい状況です。
社員、特に店長になると非常に難しいです。
店長はお店の最高責任者なので休みであってもお店で何かしらのトラブルがあった際には最終的に責任を取らなくてはいけません。
物凄いクレームが起こった、アルバイトが無断欠勤した、金銭の過不足が出ている、機器が故障している・・・などシフトを埋めるだけでは対応しきれないトラブルが日常では起こってきます。
(これは私がパッと思いつくお休みの時に店舗から呼び出された事例ですw)
そこに対応できる人材を作るというのが店長のミッションでもあるのですが、まあそう簡単に行かないというのも現状です。
一般的な長期休暇は暇なのでは?
よく言われるのが「みんなが休んでゆっくりしているのだから一般的な長期休暇は飲食店は暇なのでは?」というものです。
実際はそんなことはなく、長期休暇は場所にもよるのですが飲食店にとってかきいれ時だったりもします。
例を挙げてみましょう。
・ゴールデンウィーク・お盆→旅行に行く人が多いのでターミナル駅付近や旅行のスポット近くのお店が混雑。また意外と家でゆっくりとするという人も多くテイクアウトが増えたりする。
・年末→大抵の人が家にいると思いきや、外で行っている年越しイベントに参加する人もいる。イベント会場付近が混雑。
・年始→初詣に行く人が多いので神社などのスポット付近のお店が混雑。
(ただ年末年始については上記のような特殊な事例を除いて基本的には暇)
つまり一般的な休みだから暇、というわけではなく、逆に混雑することも多いのです。
またアルバイトさんも長期休暇は休みたいという人が多く、シフトが埋まりにくいというなんとも言えない悪いスパイラルが起こってきます。
結論
結論、一般的な長期休暇は休めないというのが本音です。
もちろん平日が暇ということもほとんどないので、有給休暇を使って長期休暇を取るということも難しめ。
個人的にはここが一番飲食業で不満だった点でもあります。単純に向いてなかったのかもしれませんがw
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