アルバイトとして働いていると「この店長仕事できないな」とか、もっと悪い言い方をすると「店長使えないな」という話が挙がってくることがあるでしょう。
そういう場合には相互のコミュニケーション不足が原因だったり、あるいは本当に店長が人としてダメだったりすることもあるのですが、店長に不満を持った時に客観的に振り返りたいことをまとめます。
「店長イヤだな」と思った際に一度してチェックしてみてください。
店長のどんなところが「仕事できない」なのか
「仕事できない」と一口に言っても色々な理由があるでしょう。
ここではよくある代表的なものを挙げてみます。
・純粋に仕事ができない(店内のオペレーションを回せない)
・発言がパワハラ、セクハラまがいのものでアルバイトが辞めていく
・自分が仕事をしないのにすぐ理不尽にアルバイトに怒鳴る
・遅刻する
個別に確認してみましょう。
・純粋に仕事ができない(店内のオペレーションを回せない)
ここは実は案外難しいところなのですが、店長の仕事は本来シフトを回すことではないです。一番ベストなお店の状態としては「店長がいなくてもお店が回っている」ということなので、お店のオペレーションを回す能力に特化していても仕方ないんです。
そして「店長がサボってばかり」という声もよくあがりますが、前述の通り店長の仕事はシフトに入ることではなくお店の運用状況の確認などなので、アルバイトの人のやっている仕事とは全く別のジャンル、と考えたほうが良いでしょう。
むしろアルバイトの人でシフトを埋めてしまう、というのができるのであればそれがお互いにwin-winの関係になるのでは…と思います。
・発言がパワハラ、セクハラまがいのものでアルバイトが辞めていく
これは非常に困るパターンですね。
この件については「飲食店の悩み。店長や社員がアルバイトに対してセクハラやパワハラ。どうすべき?」にも書いていますが、チェーン店などだとホットラインなど相談窓口が設けられていることが多いのでそこに相談をしてみましょう。
・自分が仕事をしないのにすぐ理不尽にアルバイトに怒鳴る
上記2つのミックスですね。
どちらかと言うとパワハラになっている可能性があるので、「自分は仕事をしない」という部分は置いておいて一旦どのような怒鳴り方をするのか(大声で威嚇するような感じ、皆の前で怒鳴る、お客さんの前で怒鳴るなど)を確認した上で、相談窓口などに相談しましょう。
※「自分は仕事をしない」を置いておく、というのは相談をする際にそこを入れてしまうとどうしても伝え方が感情的になってしまい、客観性が保てないからです。
・遅刻する
社会人として問題外なので、よく遅刻するようであれば店長の上司のような人(エリアの統括者)に相談をしてみましょう。
店長の仕事っぷりを変えるにはどうすればいいのか
「どうにかして変えたいんです」という人が中にはいるかと思いますが、こういった人の性根そのものを変えるのはほとんど無理です。「性格や行動を変えさせたい」と思うのはやめましょう。かなり不毛です。
ただ、じゃあ黙って我慢していればいいのか、というとそういうわけでもなく、自分が思っていること・持っている不満はきちんと伝えることが大切です。
中には本当に何の悪意もなく嫌なことをしている人もいるので、伝えることで変わる、ということもあります。
その際にはあくまで感情的にではなく理論的に、淡々と。感情的になってしまうと「機嫌が悪いのかな?」などと捉えられてしまい、何の改善もしないこともあります。
あとは「この人とどうしても仕事をしたくない」という場合は、辞めてしまう、という方法もあります。ストレスが溜まりすぎて体を壊すなんてことになってしまったら本末転倒なので…。