仕事をしていて「最近イライラするな」とか「疲れが抜けないな」と思うことはありませんか?
もしかすると自分が意識しない間に、仕事上のストレスを膨大に抱えている可能性があります。

実際に今、あなたがどんなストレスを抱えているのかをチェックするサイトが厚生労働省から発表されているのでそれを使って測ってみましょう。
また今後、国としてのストレスに対する取り組みなどもピックアップしてみます。

5分でできる職場のストレスチェックをやってみた

まず、厚生労働省が公開している「5分でできる職場のストレスチェック」。こちらをやってみましょう。
ストレス診断なので設問はちょっと多めですが簡単なものばかりなので5分で終わります。

5分でできる職場のストレスチェック

ちなみに私の結果は以下の通り。

stress

あなたはストレスをあまりかかえておらず、
またストレスの原因となる要素もあまりないようです。

なかなかいい結果になりました。
もちろん現職でストレスを全く感じないわけではないのですが、今は比較的落ち着いている時期なのでこういう結果が出ているのかもしれません。

あなたはどうでしたか?

ストレスチェックは2015年12月から義務化されます

このストレスのチェック制度、実は2015年12月から義務化されることになっています。

義務化の資料はこちら:労働安全衛生法の一部を改正する法律(PDF)

「2.メンタルヘルス対策の充実・強化」という項目で「労働者の心理的な負担の程度を把握するための、医師又は保健師による検査(ストレスチェック)の実施を事業者に義務づける。」という記述がありますね。
現段階(2015年7月22日時点)では50人以上の従業員を抱えているところに義務として課せられる予定で、50名以下の企業については「努力義務」(努力をする義務があること。違反しても罰せられない)としています。

こういった義務化を行う背景として精神障害の労災認定件数が2012年までにどんどん増加していったことが挙げられます。

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「うつ」「過労」「自殺」などのニュースが増えているのを見ても、増加傾向にあるのは肌で感じている人が多いと思います。
実際にデータとして見るとやはり増加傾向にあるんですね。

ストレスチェックは公的に「ストレスを抱えています」という証明ができる

最初の導入段階では従業員(ストレスチェックを受ける側)の同意がない場合には医師から会社への結果の連絡はいかないことになっています。
(参照:ストレスチェックと面接指導の実施に係る流れ(PDF)
この流れのデメリットとしては精神的な負荷を抱えている従業員がその負荷を隠し通せてしまうというところにあります。

逆に言うと、従業員が会社への連絡をすることに同意した場合、医師から企業へ診断結果を通知することができ、公的に「ストレスを抱えています」という証明ができるというわけです。今まで目に見えにくかったストレスの概念もこうして会社側に訴えやすくなるのはいいことですね。

今後、この制度が上手く活用されて豊かな労働環境がきちんと作られていけばいいなーと夢見る次第です。
(ストレスを抱えていない結果を出しておいて言うのも何ですが…^^;)